5月12日(土)、代々木Zher the ZOOで開催されたTHE NEON BOYZ『FOUR PIECES』ライブに行ってきました。

最初は去年のTHE NEON BOYZと同じ、花田裕之、下山淳、穴井仁吉の3人でのライブってことだったんだけど、途中、キーボードの木原龍太郎さんが加わることになり、さらに直前の4日前ぐらいになって、ドラムの三原重夫さんも参加するというニュースががが!
30年前のルースターズ(Z)解散時の、まさに『FOUR PIECES』が揃っちゃったじゃん! ジグソーパズルが再現できちゃったじゃん!てなわけで、本当にうれしすぎるライブでした。

私は前も書いたようにルースターズの解散のころのことは全然知らないのですが、最近になっていろいろ聴いたルースターズの中でも『FOUR PIECES』は大好きなアルバムですし、『FOUR PIECES LIVE』って解散直前のライブを収録したライブアルバムもよく聴いてるんですよ。かっこいいです。
そのときのメンバーが復活して、さらにキーボードまで加わるとか……。30年前に見逃してたルースターズのライブを今こうして同じメンバー(当時のキーボードは木原さんではなくて朝本浩文さんでしたが、残念ながら一昨年亡くなられてしまいました。木原さんがライブ中に「木原浩文です」って自己紹介したの、ちょっと涙出た)で観られるなんて、感無量でございます。あ、2016年にも同じメンバーでルースターズ(Z)として、来日したTelevisionのステージのゲストで復活してるんですが、私はそのときはまだそこまでルースターズ関連にハマってなかったんで行かなかったんですよね。行くべきだったか…。

去年のTHE NEON BOYZは、花田さん、下山さん、穴井さんという、ギター2本にベースという変則的な楽器構成で、3人とも椅子に座って、どちらかというとゆる〜い感じでのライブだったんですよ。もちろん演奏はゆるくはなくて素晴らしかったですが、なんというか3人の雰囲気がゆるかったんですよ。それはそれで楽しかったですけどね。
それが、今回はガチでバンドじゃん! これはみんな立って演るよね!? きゃーきゃーだよね!? と、期待に胸を膨らませて行ってきました。

いやいやいや、ほんと、楽しかったです。きゃーきゃーでした。
「NEON BOY」が2曲目に来て、いきなり盛り上がるし、下山さんの「予言者」も花田さんの「Drive All Night」も聴けちゃうし、ダブルアンコールの「Venus」のイントロでは、ギターふたりのふたりだけの世界を見せつけられちゃうし(笑)。
私は乙女ポーズで、花田さんのかっこいい脚の角度を眺めてました。かっこいいんですよ! 花田さんの見どころは長い脚です! 脚の膝の角度!
「最初は去年と同じ3人で座ってやるつもりだったのに楽ができなくなった」って花田さんも言ってたけど、ふつうにバンドスタイルでずっと立ったままがっつり演ってくれましたしね。膝の角度もばっちりですよ!
っていうか、ドラムの三原重夫さんは参加することがネットニュースになったのはライブの3〜4日前ぐらいだったので、練習の期間は1週間もなかったんじゃないかと思うんですよ。なので、ほんとにゲストって感じで、途中で出てきて何曲か叩いて退場し、あとはアンコールで1曲ぐらい……って感じなんだろうなあとライブ前には思ってたんですが、ですが!!
全曲叩いてくれました! すげー。
下山さんがかなりサポートしてて、ほとんどの曲でドラムの方を向いてギターを弾きつつ合図出してましたが、なんか、そういうのが見られるのもオトクな感じがしました。あ〜、そうやって合わせてるんだ〜、とかね。
ドラムのカウントから入るかギターから入るかで「あれ? これ変えたんだっけ?」とかステージ上で打ち合わせてたり、下山さんがまだビール飲んでるうちにカウント始めて「まだだよ!」……「いいですかあ〜?」とかの、息が合ってるんだか合ってないんだかのやりとりも楽しかったですしね。

あとね、あとね、ドラムの三原重夫さんて、あのローザ・ルクセンブルグのドラムだった人なんですよ!
いや……、昔からのファンとかバンド界隈に詳しい方には「今さらなに言ってんだ」ってことなんでしょうけど、私は下山さんと花田さんのファンになり、ルースターズの昔のアルバムを聴くようになり、ルースターズのバンドメンバーの変遷をあれこれ知って、初めて「え! ルースターズの最後のドラムってローザのドラムの人だったんか!」ってなったんですよ。
20代のころ、ローザ大好きだったんですよ。でも、ローザのことを知ったのはもうセカンドアルバムの「ROSA LUXEMBURG II」が出たあとのことで、そこから結構すぐに解散しちゃいましたから、私はローザのライブには行けなかったんです。CDは解散後もすごーくよく聴いてましたけどね。そして、当時の私にとってのローザ・ルクセンブルグといえば、ボーカルのどんととギターの玉城さん(12日のライブでも下山さんがちょこっと名前を出して三原さんをいじってました)で、申し訳ないことにドラムとベースの名前までは覚えてなかったんです。ごめんなさい。
その、当時ライブに行けなかったローザ・ルクセンブルグのドラムの三原さんが叩く姿を観ることができたのも、なんというか、感慨深いものがありました。

30年以上前に叶わなかったことが今になって叶ってる。
それは、なによりもこの人達がずっと音楽を続けてきてくれたから叶ったこと。

本当にどうもありがとう。感謝しかない。

昔、自分が20代のころは、仕事が忙しかったり他にも興味のあることがたくさんあったりして、そんなにあれもこれもとライブばかりに時間とお金を割くことができなくて、今から思えば行っておけばよかった観てみたかったというバンドのライブがいろいろあります。
それが、ずっと音楽を続けてる人達がいてくれるおかげで、こうして今の私も体験することができる。もちろん、当時の若かった彼らの熱さや観てるほうの想いとは違うし、当時じゃなければ体験できなかったことがあったことはわかってますが、でも、その30年前を踏まえて、30年間を過ごしてきた上で、今また同じメンバーで同じ曲を演ってくれるという、そのことがとてもうれしいし、それを今観られる聴けるというのは幸せなことだなあと思います。

花田さんも下山さんも、もちろん穴井さんも三原さんも木原さんも、きっとこの先もずっとずっと音楽を続けていってくれると思うので、また同じメンバーで、来年もそしてその先も『FOUR PIECES』をやってくれることを願ってます。
この先は20代のころのような悔いが残らないように、体力と財力が許す限り観にいきたいと思います。

次は、6月2日のROCK'N'ROLL GYPSIESです。ワンマンライブです。楽しみ。


5月になりました。
すっかり月イチ更新というペースになってしまいました。
4月は録画やAmazonプライムで映画やアニメを観たり本を読んだり仕事をしたり、舞台「御茶ノ水ロック」の千秋楽ライビュを観にいったり、刀ミュ「結びの響、始まりの音」を観にいったりと、ずっとインプットの毎日でした。

明日の文学フリマ東京で発売の新刊本を作ったのが唯一のアウトプットですかね。
サトミセキさんの「ベルリン、記憶の卵たち(3)SOMMER」、明日の文学フリマの「稀人舎」ブースで販売します。相変わらず既刊本もたくさん持っていきます。お時間ある方は東京流通センターへぜひ!
詳しいことは「稀人舎」サイトのブログで。

あまりお出かけのなかった4月ですが、刀ミュ(ミュージカル刀剣乱舞)には行ってきましたよ。30日のマチネ。
今回は坂本龍馬の刀だった陸奥守吉行と新撰組ゆかりの刀たち、それに巴形薙刀。幕末のお話なんだろうけど、そこにはっきり言ってなんの関係もない巴形さんがどういうふうに絡んでくるのかなー、と思ってましたが、そうきたかーって感じ。
幕末動乱期の中、主が死んでしまうという物語を受け入れる刀剣男士と受け入れられず葛藤する刀剣男士たちのあれこれを描きつつ、一方で固有の物語を持たない巴形さんはそれをどう受け止め成長していくか……っていう、そんなお話でした。
考えてみれば、前回の「つはものどもがゆめのあと」も刀剣男士たちがそれぞれに持っている「物語」というものを扱ったお話だったんですよね。
今剣と岩融は、自分たちの物語だと信じていたものが実は実在しないもの(フィクション)だったということを知り、それを受け入れて乗り越えていく。さらに、義経と弁慶も史実では平泉で死んだことになっているのだけど、北へと逃げのびたという結末になる。それは伝説のひとつというか、フィクションなのかもしれないけれど、今剣と岩融の物語がフィクションだったのなら、彼らの物語もそうであってもいいのではないか、ということを描いていたのかなと思います。
そう考えると、今剣と岩融が五条大橋と勧進帳のお芝居をするシーンは象徴的ですよね。あそこで、自分たちは「お芝居」=「物語」の中の登場人物なんだということを表していたかもしれません。
さらに逆に、義経と弁慶が史実とは違うけれども生きて北へ逃げ、大陸へ渡るという伝説の中の人物になれるのならば、現実には存在しないと知ってしまった今剣と岩融も、それぞれが持つ物語があるという、それだけで存在することが許されるのではないか……そんなことも示唆してるんではないでしょうか。刀剣男士たちの物語とその元主たちの物語は裏表の関係っていうか、そんな感じで。
そして今回の「結びの響、始まりの音」では、さらに突っ込んで、「物語」を持つものと持たないものを対比させ、刀剣男士に限らず、人それぞれが持っている「物語」とは、そしてそれを受け入れたり、この先も作っていったりするためにはどうしたらいいのかということを問いかけるものだったんじゃ…と思いました。

物語の中の登場人物たちが「物語」とはどういうものかということを考える。
私はこういう、お話の中にメタ的な要素が含まれているものがものすごく好きでして、こういう受け取り方もできるお話になっているから、私は刀ミュに惹かれるのだなーと、改めて思った次第でございます。
もちろん2部のライブパートが楽しいってのもあるんですけどね。私は2階席だったんですけど、巴形さんがものすごく近くまで来てくれて、にっこりファンサしてくれて、きゃーー!ってなりましたよ。美しかったです。
きゃーー!
堀川くんも近くでハート飛ばしてくれました。すんごくかわいかったです。
きゃーー!

8月には「阿津賀志山異聞」の東京凱旋公演があるんでぜひとも観にいきたいんですが、チケットが取れる気が全然しません。うーー。くじ運が悪いのは生まれつき(?)だからしょうがないか……。

あ、ライビュで観た「お茶ロク」の舞台もなかなかおもしろかったです。お芝居の中にライブシーンがあって、そこでは客席も一緒にお芝居の中の「客」になるっていう、それもメタ要素ですね。時間が限られるから、1〜2曲の演奏ですごく盛り上がってるライブ終盤のお客さんっていう「演技」を客席も求められる。ステージ上と客席の境目がわからなくなる感じがあっておもしろいなあと思ったんですが、考えてみれば、私がいつも行くジュリーや吉川晃司やROCK’N’ROLL GYPSIESのライブでも、客であるこちら側も、演技とまではいかないけど、ある程度は「盛り上げよう!」と意識してやってる部分があると思うんですよ。
こう〜、「私たちはジュリーのステージをこんなに楽しんでるから、ジュリーも楽しんで、そして素晴しいステージを見せてね!」みたいな、そんな無言のやりとりがステージと客席の間にはあるような気がします。「お茶ロク」では、それがステージの仕組みとして現れて、意識させられたっていうところがおもしろいなあと思いました。

そういえば来週、5月12日は代々木のライブハウスZher the ZOOで元ルースターズメンバー、花田裕之、下山淳、穴井仁吉によるTHE NEON BOYZ『FOUR PIECES』30th anniversary LIVE 2018ってのがあるんですよ。
ものすごく楽しみです。ものすごく楽しみなので、意識して盛り上がって、素晴しいステージを見て聴いてこようと思います。
きゃ~~~!


3月中はほぼ引きこもってぼちぼち仕事をしてるうちに過ぎてしまい、一段落してぼんやりしてたらもう4月ですよ。

【ジュリーの曲で考える昭和女性幻想】 の続きも書かないとなーと思いながら書けないままに、ここんとこは「HiGH&LOW」のTV版をHuluでイッキ見したり、映画をAmazonビデオで観たり、とうらぶ文アルやりながら本読んだりしてる毎日です。
だーらだーら……
しかしまー、ギリギリとはいえなんとか暮らしていけるぐらいのお仕事はあるし、私がブログに書き散らしてるようなジュリー論なんて誰が読みたいかもわからない自己満足でしかないし、お金にもならないし、書かなくてもいいかなーと最近は思っちゃって。
なので、【ジュリーの曲で考える昭和女性幻想】 はちょっと休載ということにしようかなと思っております。
気が向いたらまた書くかもしれないけど、もう書かないかもしれない。
ジュリーのことは、今のところ、ライブに行ったりCD聴いたりして楽しむだけでいいやって気持ちなんですよ。今年の古希ツアーで、なんか萌え〜!ってなることをやってくれたら再開するかもしれませんけどね。

ほかにもいろいろと、これまで悪あがき的に手を出したいろんなネット上の活動を少しずつ整理していこうかなと思っています。今まで手を広げすぎてちょっとわけわかんなくなってるし、もう少しシンプルにやっていきたいなーと。
まーでも、このブログは生存確認としてもほそぼそとでも続けていこうとは思っていますし、twitterもやってますので、ジュリー仲間、腐女子仲間、ネットで知り合えた方々も、できれば今までどおり仲良くしていただけたらうれしいです。


5月6日には春の文学フリマがあるので、4月はそれの準備します。新刊ほか、詳しいことはこちらのブログで告知しますのでよろしくです。