上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

父は、いきなり1000部も印刷してしまった
「飲んだくれてふる里」という自費出版本が、
ほぼ2年が過ぎても500部しか売れず、
半分が残ってしまっていることにかなり苛立っていた。

自己満内容のエッセイ集で、しかも地元の本屋に持ち込みで
500部も売れたら御の字じゃないかと、
出版業界の片隅に生息している私などは思うが、
なにせ前作があっという間に
1000部売れてしまったという夢を見てしまっている素人である。

また、前作が売れたのはそれこそ夢のようなできごとで、
だからといって今回もいきなり1000部も作ってしまったのは
自分の判断ミスかもしれないという思いも苛立ちに拍車をかけていた…
(わがままな人なんですよほんと)

…で、東京で出版関係の仕事をしていて、
さらになにやら「いんたーねっと」とかいうものを活用しているらしい
娘の私に「なんとかならんか」などと言ってきたりもしてきた。

話を聞いた私は、ネットの委託販売や
自分で売る方法なども一応はさらっと調べてみたが、
なんだかめんどくさそうな気配に恐れをなして、
父になにか言われるたびに

「ううーん、まあいろいろ難しいねえ」

などと生返事をしてかわしていたのだった。

そんな折、今年(2005年)の1月に、
東京新宿に本社があるという、とある出版社の人から
父のもとに電話がかかってきた。

「あなたが以前に出した自費出版の本に興味があるので、
 一冊送ってきてはもらえないか」


ということだったらしい。

その出版社は、
「本にできる原稿を探しています」などの新聞広告を大々的に打っている、
自費出版専門の出版社である。
なんだかよくわからなかった父は、
送ってもいいものかどうか、その会社はどんな会社なのかと、
私に聞いてきた。
そのとき、私はその会社のHPを見ただけでよく調べもせず、

「まあ一応ちゃんとした会社のようだし、
 送れって言うなら送るだけ送ってみれば」と答えたのだった。

「ただし、本を出してやるから(もしくは売ってやるから)金を出せ、
 とか言ってきたら断りなよ」

と、言い添えて。

そして、その結果が4月になってやってきたのだった。


つづく
スポンサーサイト

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。