裏話っつうか、単なる身内の恥なんですが、
まず、こちらをお読みください。
父の以前の本『ふる里つるおか飲み屋ばなし』からの抜粋です。

読みましたか?読みましたね。
この話の中の「新聞沙汰」ですが、これを読むと、
この当時、父はさぞや血気に逸った20代も前半くらいの
若造だったかのように思われますが、
実はこれは父・33歳の夏の出来事です。

なんで、そんなことをわざわざ暴露するかっていうとですね、
このとき、私は母のお腹の中にいて、
母はお産のために実家に帰っていたのです。
母の実家は同じ県内ですが、電車で2時間ほど離れています。
父はおそらく久々の独身気分を満喫していたのでしょうなあ。

……で、新聞沙汰。

実家にいた母は、近所の人にそのことを知らされたそうです。

「ねえ! 今朝の新聞に載ってた高校の先生って、
 ○○ちゃんの旦那さんじゃない!?」


名前もばっちり載ってたらしいですから。
もうすぐ臨月かっていう、でかい腹をかかえて、
新聞の三面記事で家に残してきた夫の消息を知る……

胎教最悪です。

で、こんな娘が生まれてしまいましたとさ。
それだけの話ですけどね。
33歳で若者(チンピラ?)と喧嘩するなよ~
しかも妻のいない間に~~
そんな、父のエッセイ裏話&身内の恥でしたー

ま、そんな恥な話もありますが、
『飲み屋ばなし』結構おもしろいのもあります。
ちょっとした飲み屋の馴染み客の逸話から、
NHK連続テレビ小説みたいな人生ドラマまで。
お暇なときにどーぞ。

大矢ちきって漫画家を知ってますか?
私はこの人の漫画が昔から好きで好きで、
「おじゃまさんリュリュ」っつうコミックスは、
たぶん、自分で買った最初のコミックスだと思います。
ぼろぼろの初版本がまだ手元にあります。(1975年発行)

が!

「おじゃまさんリュリュ」の他の本も欲しいと思いながら、
なにせ小遣いの少ない子供のこと、
うかうかしているうちにすべて絶版になっちまいました……
ときおり他の作品のことも思い出しては
「復刊とかしないかなあ…」と思い続けて早三十数年(!)

なんと!

数日前、本屋に行ったら、
おじゃまさんリュリュ」が文庫版で出てました!

うわーーーん! うれしいいいい!

買いましたよ!買いましたとも!即!!
しかも、表題作の他に4つの短編入り!

この方は今ではイラストレータとして活躍しているようですが、
少女漫画家として活躍したのはごく短い間で、
作品数もあまり多くありません。
あと2冊もあれば、すべての作品を収録できると思うんですが、
どうなんですかね?
他の作品も文庫化、しませんかね?

特に私は少女漫画誌「りぼん」に載っていた
「雪割草」ってのがとてーも印象に残っていて、
ぜひともまた読みたいんですが、文庫になりませんかね?


ああ、しかし。
「素戔鳴流離譚」(すさのおりゅうりたん)の続きも、
そろそろ書かないといけないのだけど、
なかなか書き始められない……
うーーーん…困った。

で、とりあえず、書かなきゃという気持ちは横に置いておいて、
思いっきり読書三昧してみることに。
要するに、ちょっとこのところ、
アウトプット作業が続いたので、
脳みそが、単純なインプット作業
望んでいるんじゃないかと思いまして、
ジャブジャブにいろんなものを流し込んでいるんですが、
そろそろアウトプットしたいなあって気にならないもんですかね?

え?
ああ、私の脳みその都合なので、
私がコントロールすればいいんですけどね。
それが思い通りにできたらどんな創作活動も苦労はないわけで……

まあ、あれだ。
要するに言い訳です。

ただぼんやりしてるのもなんなので、
ここ数日は読書三昧。

藤沢周平の作品はほとんど読んだと思っていたのだけど、
まだまだでした。
多いよ多いよ。
そしてたいがいどれもおもしろいってのがすごい!
まあ、作品数がとにかく多いんで、中には、
私にとっては「?」ってのもありますが、でもすごい。

今回読んだのは
闇の歯車
海鳴り〈上〉 海鳴り〈下〉
夜消える
花のあと
暗殺の年輪
天保悪党伝
暁のひかり 新装版

暗殺の年輪は読んだような気になっていたのだけど、
実は読んでなかった。
直木賞受賞作。
なんか、映画になった蝉しぐれの元になった話?って感じだった。
ちょっと悲しい……

おもしろかったのは闇の歯車
これは、最後がいいっ! 泣けます。
ちゃんと救いもある。大好きです。

藤沢周平ばかり読んでいて、われながら、ちょっと偏ってるかなあと
思ったんで、今本屋ですごい勢いで平積み中の佐伯泰英の一冊
陽炎ノ辻―居眠り磐音 江戸双紙ってのも読んでみました。
おもしろかった……おもしろかったですが…
なんかちょっと私には合わなかった……

思うに、私はあまり人が死ぬのが駄目なんですよ。
藤沢周平も、人が死ぬ話はたくさんあるんですけどね、
なんというか、無駄に死なない気がする。
やくざや悪者の手下とかでも、簡単には死なない。
死ぬときはそれなりの理由があるし、
一人でもその人が死んじゃうことで広がる波紋をちゃんと書いてる。
そこが、まあ、私のツボにはまってるんじゃないかと思います。
悪者をばっさばっさ切ってやっつけて爽快!っていうのが好きなら、
佐伯泰英はいいと思います。爽快!


上にずらずら上げた作品中の海鳴り〈上〉 海鳴り〈下〉ですが、
これは、ちょっと作品そのものというより、
この中に出てくる紙問屋の組合の話がおもしろかった。
なんかね。
紙問屋の組合が紙の流通をどうにかしようって話が出てくるんですが、
これが、出版取次のやってることとかぶって見えちゃって。
まあ、こんなん思いながら読んでるのは私くらいでしょうが、
そういう意味でおもしろかったです。
話自体は、昼メロ風町人恋愛もの、かな?
ちょい甘めなお話でした。

まあ、時事ネタってことで……

のだめカンタービレ #17 (17)
のだめカンタービレ(17)

読みましたとも!

今回はギャグ少な目、マングス1箇所(?)で、
全体にシビアな内容でしたね。
恋人同士ののだめと千秋ではなく、
表現者同士としての葛藤というか、
それぞれの個別の闘いというか……
なんかヒリヒリする感じでした。
ほのぼのラブラブ路線もいいけど、
やっぱ「のだめ」の主題はこれだよなあ、と。
でも、このまま行くとこの二人は
一体どこへ行っちゃうんでしょうかね?
どんなに長くなっても、
ちゃんと行く先、落ち着く先まで描いてほしいものです。

しかし、これ

アマゾン「本」部門総合1位!

すげーなおい。
近所の本屋でも9面積みでした。
コミックコーナーの新刊平台の3分の1くらいが「のだめ」。
ドラマやってたときはアマゾンの上位10位くらい
「のだめ」で占めてたときもあったし。
漫画はいいな、いいすよ、いいすなー。
裾野が広くて山が高い。

「稀人舎」でも、漫画、やるか? うーーん……

確定申告をやらなくちゃ、と先日のエントリに書いたものの、
まだ揃わない書類があって進められない。
本業の方でも、連絡待ちとかで宙ぶらりんな仕事があったりで
落ち着かなかったり、
他にもこまごまと片付けなければいけないことがあるのに、
私一人ではどうしようもなくて、相手の都合待ちだったりで、
なんだか、ここ数日は気ばかりあせって、
その実はぼんやりと過ごしてしまっている。

駄目だなあ……

こういうときに、やれることからテキパキと片付けて、
時間の無駄をしないようにできる人が、
仕事のできる人なんだと思う。

でも、まあ、
こうぼんやりしている間に、うにょうにょと頭の中で
まとまってくるものもあったりするので、
これも必要なぼんやりなんだと、自分をなぐさめたりしている。
所詮怠け者の言い訳ですが。

で、ぼんやりしている間に本を読みました。
岡本綺堂「半七捕物帳」1・2巻
半七捕物帳〈1〉 半七捕物帳〈2〉
前々から読みたかったんだけど、近所の本屋では置いてなくて、
大きい本屋でやっとこの1巻と2巻だけ手に入れました。
もう、アマゾンで買うしかないのか、こういうのは。
その大きい本屋でも全6巻のうち、1巻2巻と飛んで6巻が
1冊ずつ棚差しになっているだけ。
棚から引き抜いて、帯を見てみると、
「宮部みゆき氏愛読!」とアオリ文句が入ってるじゃありませんか!
今をときめく宮部みゆきですよ!
今文庫コーナーで平積みになっているあかんべえ〈上〉の序には
この「半七捕物帳」からの一文が引用されたりしてるんですよ。
それなのに、この扱いは……

ええ、ええ、わかってますわかってますよわかってますってば。
出版社の都合とか本屋の都合とか
取次の都合とか売り場面積の都合とか
アレの都合とかコレの都合とかとかとかとか……ですね?

でもね。
ちょっと、いろいろ考えちゃって、
なんだかなあ、と思ったことでした。

ぼんやりついでにいつもの愚痴でした。

「半七捕物帳」は、おもしろかったですよ。
元岡引の半七老人が若かりしころの思い出話を語る、っていう趣向で、
実際に語っているのは明治の時代ということなので、
江戸時代特有の風物とか決まりごととかの説明も、
半七老人が聞き役の若者(私)に説明するっていう仕掛けで、
わかりやすく書いてあるし、
なにしろ、その半七老人の語り口が軽妙でいい感じ。
老人の昔話なのに、「昔は今よりよかったねえ」なんて不粋なことを
言わないのがまた好感度高し。
「むかしはこんな風でしょうがねえことも多かったけど、
 まあそれでみんなどうにか暮らしてたんだから、
 それはそれでよかったんだろうね。はははははは」
なんて具合で、こんなおじいちゃんがいたらよかったのになあ。

ただ、どれも短編ということもあるけど、
中身が思い出話として語られる形式なもんで、
内容をじっくりゆっくり読ませるっていうのじゃなくて、
どうしても事実関係をさらっと説明して終わり、
っていう話が多くて、ちょっとものたりない。
もうちょっと登場人物の内情を詳しく知りたいよう~とか思っちゃう。
あんまりどろどろしたところには踏み込まない。

まあ、そのさらっとしたところが
人気の秘密なのかもしれないけどね。

去年のエントリ

来年の申告のときには
「稀人舎」の売り上げも計上できるといいなあと思う。


なんてなことをのん気に書いた私ですが、
えー……
帳簿整理しまして、
「稀人舎」としての収支をざっくり出しましたところ、

売り上げは立ちました!

ええ、立ちましたとも!
いくら「売れないよ~」と泣き言を言っていても、
1年かければ、少しずつではありますが本は売れているわけで、
8万ほどの売り上げを計上することができました。

しかーし!

必要経費はその倍以上かかっております。
結果、平成18年の「稀人舎」としての収支は、

約10万円の赤字!でございましたー(涙)

まあ、でもね。
ちゃんと帳簿を揃えて見直してみるってーと、
無駄に使った経費がいっぱいあるなあ、と。
あれもこれも今となっては必要なかったなあ、とか、
ここはこうすれば節約できたなあ、とか、
いろいろ反省できるわけで、
今年はこの結果を元に、もうちょっとなんとかしたいものだと、
思いを新たにしておる私なわけですよ。

とりあえず、確定申告は、
今までの私の本業(デザイン業)の副業として一緒に申告する形で。
帳簿には「稀人舎売り上げ」と
「稀人舎通信費」「稀人舎雑費」「稀人舎用品費」などとして、
勘定科目に補助科目を設定して、
「稀人舎」分を抽出できるようにしてありますが、
全体としては一緒の申告です。
動いてる金額も小さいし、赤字だし……うう。
これがだんだんと逆転していくといいなあ…ぽわーん。

さて、書類揃えなきゃ。めんどくさいようう。

もやしもん 1―TALES OF AGRICULTURE (1) もやしもん 2―TALES OF AGRICULTURE (2)

「もやしもん」1、2巻 読みました。今さらですが。
おもしれ~~っすよー。
以前から話題になっていたのは知っていたんですが、
私ってば、これの内容を誤解してまして、
キャラ化した菌たちが主人公の、まあ言ってしまえば
癒し系キャラ漫画だと思ってて、手に取ることもしてなかったんですよ。
それが、先日、新聞だったと思うんだけど(記憶があいまい…)
「なぜか菌が見える特殊能力を持った主人公が
 農大に入っていろいろ経験する話」
というあらすじを知りまして、
なんだ、人間が主人公の話なら読んでみようかいな、と。
(この辺で私が本になにを求めているのかうっすらとわかる気がしますな……)
ちょっと絵が青年誌系で、ごちゃごちゃしてて、
好き好きかもしれませんが、
菌キャラたちはかわいいし、女の子も私好みにかわいくて、
私は好きです。

それより、話がね、やっぱおもしろい。
農大の菌類研究室の話だから、
先生のうんちく話もためになっていいんだけど、
学生たちの日常生活がリアルで。

最近、こういう大学生の話が多い気がするんですが、
そんなことない?
今はパリ編になっちゃったけど「のだめ」も、最初はそうだったし、
「ハチクロ」も、美大の学生たちの話だし、
まだ読んでないけど「げんしけん」も、大学のサークルの話だよね?

これらの大学の話って、どれもちゃんとリアルで
自分が学生だったころのことを思い出して懐かしさ爆発なんだけど、
今の子たちも、こんな学生生活送ってんでしょうかね?

アホなことばっかりして、酒ばっか飲んで、
今でも思い出すと頭抱えて部屋中ゴロゴロしたくなるような
失敗もいっぱいして、だけど、友達や先輩たちといつも一緒で、
(クサい台詞だけど)夢や希望は持ちきれないほどあって。
そして、その夢や希望は、中学や高校のころよりは
現実味を帯びて手の届きそうなところにあったり、
もう手に入れた人が身近にいたり、
世間には認められてなくとも、ある分野ではすげー人がいたり……

無茶苦茶で汚くて不健康で貧乏でそれでも熱い…みたいな。

なんか、こんなのって、
今のおしゃれな若い子には似合わないような気がするんですが、
私が学生だった二十五年前(うひー)にも、
おしゃれな人たちは全然違う生活をしてたみたいだから、
今もおしゃれな学生たちの陰(?)には、
汚い(?)学生たちもちゃんといるんでしょうかね?
それとも、この「もやしもん」みたいなのは、
われわれ年寄りのノスタルジー狙ったもんなんですか?


まだこの「もやしもん」は1、2巻しか読んでないんですが、
3、4巻も買うことでしょう。

てかね。
ホントは1~4巻まとめて買っちゃいたかったんですよっ!
でも、近所の本屋には1、2巻しかなかったんです。
それも各1部ずつ。
首都圏ではそれなりに展開しているチェーン店が2店もあるんですが、
片方には2巻しかありませんでした。
もう片方には1、2巻が各1部だけ……

あのね。
私はつい1週間くらい前に新聞で「もやしもん」のことを読んで、
そんじゃあ買ってみようかなあって、本屋に行ったんですよっ
それが、そんな状態……
まあ、小さい記事の中で書名とあらすじが
紹介されていただけだったけどね。
しかーし!
一緒に買おうと思って行った「極道の食卓 1 」もなかった……
こっちはついこの間の日曜日の朝日新聞の書評欄に
表紙の写真つきで紹介されていたのに、ですよっ!

あの~
これは、どうゆうことなんですかね?
欲しい本が決まってるんならアマゾンで注文しろよ、と
こういうことと思っていいんでしょうか。
そんなことでいいんですかね?
新刊本が多すぎるとか売り出すものは決まってるとか
書評だっていっぱいあるんだからいちいちチェックしてられないとか
とかとか!
本屋さんにもいろいろ言い分はあると思いますが、
このところ、本屋に行ってもあまりにも欲しい本がなくて、
なんだかがっくり帰ってくることが多い気がするんですよ。

ネットで本を売ろうとあれこれやっている私ですが、
私自身は(こんなことを言っちゃあなんですが)本屋で本を買うのが好きです。
店頭で手にとって「あ、これ読みたい!」と思い、
レジに持っていって、お金を払い、
電車の中ですぐに読みたい。家に帰ってすぐ読みたい。
それなのに、買いたい本が本屋にない……
新刊情報やあちこちの書評を見ると、
読みたい本はいっぱいあるのに、
それらは私がいつも行く本屋さんにはない。
本屋さんには、あんなにいっぱい本があるのに、なぜ??
謎です。

小説ブログ「マレビトの引き出し」で連載していた、
「素戔鳴流離譚・其ノ一」、完結しましたー

わーわーぱちぱち

でも、「其の一」なので、思いっきり話、引いてます。
「第一話・完」くらいにしといてください……

で、引き続き「葦原を流れ行くモノたち・其の一」(また「其の一」かよっ)始まります。
去年、エキサイトブログで途中まで連載していたものを
加筆修正しまして、主人公の女の子の旅立ちまでを描きます。
これは「素戔鳴流離譚」と、同じ世界観のお話なので、
そのうち、この2つの話はクロスする予定です。
(うう……いつになるかはわかりませんが)

なにはともあれ、また毎日更新でがんばりますので、よろしうに~
あー、ランキングのクリックもよろしくですよ。
最近下がってきちゃいました……えーん。

「マレビトの引き出し2」は、昨日も書いたように、
「鶴岡の飲み屋思い出話」をこれも毎日更新中です。
「管理人の考えてること」として、私のダダ漏れエッセイもたまに。

あ、そだ。
『飲んだくれてふる里』をアマゾンでご注文くださった方がいるみたいです。

ああああありがとうございます!!

こっちは販売委託して取次を通してるので、
「稀人舎」に直接注文が入るわけじゃないんですが、
ランキングが上がってたので、わかりました。
でも、「通常3~5週間以内に発送します」の在庫状況……
おそらく、ご注文くださった方の元へはまだ届いていないと思われます。
うーーーーん……
いや、取次がわけわからんなんて言いますまい。販売会社にもお世話になってんだから、文句なんて言えっこありません。文句つうか、もっとちゃんと聞けばいいのかもしれませんが、なんかそれも聞けない雰囲気っていうか……まあ私がチキンなだけなんですけどね……一言言わせていただければ、取次って不透明。

この間から連載していた「やきとり屋ものがたり」
全部掲載し終わってしまいまして、
今は「つるおか飲み屋ばなし」の連載をしております。
まだ第一話で、これは昔の鶴岡の飲み屋の名前が
ずらずらと出てきて、当時(昭和三十年~四十年代)を
知っている人なら懐かさいっぱいでしょうが、
そうでないと、ちょと退屈だろうかと思います。
第二話からは、昔の鶴岡を知らない人でも楽しめる、
昭和レトロな思い出話になるんですけどね。

まあ、この第一話も、実在した飲み屋の名前はともかく、
キャバレー、グランドバー、サロンバー、スタンドバーなどなどの
違いがわかるという方なら、それなりに楽しめるのでは、と。
(く、苦しいっ)

父のエッセイ連載中です。
「マレビトの引き出し2」

とりあえず、私が読んで面白いと思った、
鶴岡にかつていっぱいあったやきとり屋台のことを書いた
「やきとり屋ものがたり」から掲載しています。
前半は、その成り立ちや、どんなやきとりだったのかとか、
酒は何を出していたのかとか、さらには、行政の指導の下に
屋台が姿を消していく経緯なんかを書いた、
いわば「鶴岡やきとり屋台史」みたいな感じなんですが、
後半は、個別の屋台の女主人(かあちゃん)から、父が聞いた、
いろいろなエピソードという内容になってます。

で、今分割して掲載している「やきとり屋ものがたり(13)」ですが、
これが、なかなかいい出来なんではないかと、
わが父の書いたものながら思うんですよ。

昭和の始めの生まれの、やきとり屋のかあちゃん一代記。
もうもう涙なくしては読めません!
おしん」まっさおの苦労の連続人生が淡々と語られております。

ぜひ読んでみてくださいませ!

あとね、こっちもちょっと心あたたまるいい話デス。

鶴岡のやきとり屋台って、もう今はひとつも残ってないんだけど、
復活させることなんてできないのかな……
観光資源として結構いいセン行くんじゃないかと思うんだけど。
誰か、地元の若者とか、商店街の青年部とか、やらないだろうか。
もしやるんだったら、東京からだけど、なにかお手伝いするけどな…
それに合わせて、「やきとり屋ものがたり」発売、とかね…(それかよっ)

ゆうべは、現代詩の朗読会というのに行ってきました。
銀座の小さな画廊で、ひとりの詩人が自分の詩集を読む。
ただ、読む。1時間ぶっとおし。
ときどき水を飲みながら、読む。
聴衆は10~15人ほど。
みんな、黙って聞いている。
詩集を開いて読みながら聞いている人もいる。

その詩人は私の友人の薦田愛さんという人で、
去年出版した詩集「流離縁起」の
プロモーションて意味合いもあったのかな……?

読み始めは緊張もしていたようで、
うまく声も出ない感じだったのが、
だんだんと読むのがうまくなってきて、
1時間たったころには、なんというか、
読み手も聞き手も、ちょっとトランス状態っぽい感じに。

こういう会に参加したのは初めてだったけど、
なかなか面白い体験でした。
世の中にはいろいろな活動をしている人たちがいるんだなあ、
と思いました。
週に4日ずつくらいのペースで、
場所を提供してくれる都内のギャラリーで、
いろいろな詩人が自分の詩を朗読する、そんな活動をしている
グループがあるのだそうです。
へえー

詩人て、独特のそういう横のつながりみたいな結束力があって、
いいなあと思う。
現代詩は特に絶望的に売れないものらしいから、
その売れないコンテンツをあえてやっている、ということで、
自然と結束力が強くなるってところもあるんだろうけど、
それよりも、「詩」って、
「作品」イコール「詩人(作者)」
みたいなところもあるから、
作者自身による朗読会とかも、やりやすいのかもしれない。
小説とかの文芸作品よりも、作者を前面に押し出して
売り込めるっていうか。
小説の朗読会って、聞かないもんなあ。


しかし、昔は詩人て、結構一般にも名前の知られている人が
多かったような気がするんですが、
中原中也、萩原朔太郎、高村光太郎、佐藤春夫………
普通のその辺のおっさんでも、秋刀魚食べたら
「秋刀魚苦いかしょっぱいか……」
とか、言ったりしてたんですよ。

今書いている現代詩の詩人の名前なんて、みんな知らないでしょう?
私も知りません。
たまたま学生時代からの友人が詩人ってだけで。

でも、詩を書く人はいっぱいいるんだよね。
裾野は広いっていうか。
裾野は広いけど、山は高くないって感じ?