なんだかずるずると忙しかった、11月~年末進行も
ようやく終わり、
はっと気付くと、もはやホントの年末。
うわー、もう1週間切ってるじゃん!

今年の「稀人舎」は、これといって特に進展なし。
なんともダラダラと過ごしてしまった一年のような気が……。
いろいろ気にかけてくださった方々、
申し訳ありませんでした。
ただまあ、なにか無理矢理なことをしても、
しょうもないことにしかならないだろうな、という、
ある意味、学習の結果の進展なしなのです。
(……と思いたいってのもありますがね)

来年は、とりあえず春の文学フリマに申し込んで、
それ目標に、なにかやろうかと。
(年末に申込開始と言っていたけど、まだ申込フォームはできてないみたい)
なにやろうかなー。
SecondLifeネタで、1冊小冊子を作ろうかな、
と、今思い付いた。
今年進展したことっていったら、
SecondLifeで本を売り始めたってことくらいだし。
進展と言えるのかどうかわかんないけど。
でも、SecondLife内でも、本てツールが以前よりは
認知されてきてるみたいだし、
なにしろ、この前のエントリに書いたみたいに、
SecondLifeは「いつでも学園祭」。
学園祭には「コミケ」の要素もあるわけだから、
少部数の同人誌や個人出版ものを売るのには、
うってつけの場所なんじゃないかと、
勝手に思っているのですけどね。

あとは、リアルの方もなんとかしろよってことですが、
ま、こっちはゆるゆると思い付くままにやっていきます。
小説ブログは、一応完結するまでは続けようと思っているし、
それにつけるイラストも時間があったら少しずつでも描くですよ。
いいネタがあったら、1冊くらいは本の発行もしたいですね。
せっかく取得したISBNだもんなあ……

小説ブログはねえ……
始めてから1年が過ぎても、とくになんの変化も起こらず、
11月12月は仕事が忙しかったせいもあって、
もうやめちゃおうかなーとも思ったんですが、
なんか、ここのところぼちぼちアクセスが伸びてきて、
ここでやめるのはもったいないかなーなんて貧乏性なんですよ。
あ、アクセスが伸びたっていっても、
「ぼくちゅう」みたいにン万アクセスとかじゃないですけどね。
以前よりは、ってことです。

あれか、アメとムチか?
誰が?


たぶんもう今年はここの更新はしないと思います。
読んでくださった皆様、今年一年どうもありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いします。


昨日のエントリで画像のみアップした、
SecondLifeのイベントですが、
私が「稀人書坊」という本屋をやっている、
KOWLOONという街のイベントです。

「新九龍年末大感謝祭」!

クーロンイベント4

12月7日から23日まで。
クーロンのお店からはそれぞれ無料アイテムが、
住民からは格安で、
さまざまなアイテムが展示販売されます。
クーロンの住民の人たちはモノ作りが好きな人が多くて、
どれもクオリティ高いです。
「稀人書坊」からは、ヘンテコなアバターと新作漫画を
無料で出します。
そんなバザーは、入り口左側の特設会場で。
あと、その特設会場からスタートでスタンプラリーも。
クーロンて街はですね、
初めてきた人は必ず迷う、というくらい
中の道が複雑入り組んでいて、
そんな迷路のような街だからこそ、
スタンプラリーも、ちょっとおもしろいんではないかと。
スタンプラリーをコンプリートした人には、
各店から提供された無料アイテムの詰め合わせボックスが
プレゼントされます。
うちからは、漫画「施餓鬼」のトビラの猫の絵をくっつけた
Tシャツを。
あ、SecondLife内で着るTシャツね。
↓これ。
クーロンイベント2

……と、まあ、SecondLife内でのイベント告知なわけだけど、
このブログ見てくれてる人って、
SecondLifeやってる人は少ないようなんで、

「なんじゃ、そら」「なにゲームに熱くなってんのww」

てとこでしょうなあ……
まだまだ世間の認識って
そんなもんなんじゃないでしょうかね。
新聞や雑誌とかのメディアでは、
ずいぶんとあおってるみたいだけどね。

ゲームってか仮想空間。
所詮PCの中のことだし、
PCやネットに詳しい人たちの
特殊な趣味でしょってとこなのか。
ネットってことで言えば、
今ではかなり市民権を得た感じの
mixiと似たようなもんだと思うんだけどね。
家にいながらにして、いろんな人と知り合い、
連絡を取り合って、
同じ趣味の人同士でコミュニティ(グループ)を作って、
仮想空間でいろんな遊びやイベントをやる。
素性を明らかにしないでいろいろできるってことでは
mixiよりも自由度が高い気がするけど。
ああ、でも、最近じゃmixiも素性なんてわからんからね。
一緒なんだけどね。

ただ、あれだ。
3Dで画像を動かしてるから、
ある程度の性能のPCが必要ってとこがネックかなあ。
私も以前ネットに使ってたWindowsのノートでは
うまく動かなかったもんな。
そういう意味でも「特殊な人たちの趣味」なのかなあ。
特にクーロンみたいに、SecondLife内でのモノ作りとかになると、
もうもう、もんのすごく特殊な能力が必要とかって
思われてるのかもしれない。
うーん、
それはそうであるとも言えるし、
そうじゃないとも言えるんだけどね。
なにごともそうだと思うけど、
深いことをやろうとすれば専門的な知識や技術が必要になるけど、
でも、ちょこっと楽しみでやる分には、
普通にPCが操作できればできることなんだよ。
うん。
3Dの知識のない私でもなんとかなってるし。

私は最初、SecondLife関連のムック本を作る仕事で、
どんなもんか経験しとけって言われて、アカウントを取った。
それが今年の4月。
だから、自分がどうしてもやりたいと思って始めたわけじゃないし、
その仕事が終わったらやめてもいいくらいの気持ちだった。
事実、ノートPCではうまく動かなくって、
5月6月はほとんどアクセスしていない。
それでその後、新しいPCを手に入れて、
3D画像もさくさく動くようになったんで、
またちょくちょくアクセスするようになったんだけど、

でもね。

7月8月くらいは、なんだかおもしろくなかったんだよね。
企業が鳴り物入りで参入してきて、
なんかやってるというところに行ってみたり、
SecondLife内で知り合った人に
「ここ、キレイでおもしろいよ~」とか教えてもらった場所に
行ってみたりしたけど、特に楽しめない。
というか、どう楽しんだらいいのかよくわからなかった。
SecondLife内の仲良しグループみたいなのも苦手だし。
出会い系として活用しようとしてるのか知らないけど、
女の子の格好(アバター)でいると、やたらとナンパされるのも、
なんだかなあ、って感じだったし。

「あたしゃ、45歳だよっ!
 そこでは20歳くらいに見えるだろうけどさ!」

とか、PCの前で突っ込んでいたものだったよ。

そんなふうに、ナンパしたりされたりして、
異性の(と思われる)相手を見つけて、
バーチャル恋愛を楽しんだり、
(最近ではSecondLife内で結婚式をして結婚する人もいる)
かわいいアバターや洋服を探して手に入れ、
着飾ることに情熱を燃やしたり、
それはそれぞれの楽しみ方だから、自由だ。

でも、私はそれじゃあ楽しくなかった。

どうすっかなー……と、思っていた頃に、
SecondLife内で本が作れることを知って、
本作りを始めたんだけど、
それも、本を作って売ろうと思うということを、
SecondLife内の人に話すと、

「そんなの売れないでしょう。需要がないですよ」
「へえ~。珍しいですね~(苦笑付き)」
「まあ、やるだけやってみれば?」

みたいな反応しかなくて、
そうなのか? SecondLifeで本を作っても無駄なのか?
とヘコんでいた。
作った本をあちこちのアイテム売り場に置かせてもらっても、
まわりは洋服とか身につけるアイテムばかりで、
本なんか浮きまくりだし。
値段を安めに設定したおかげか、
物珍しさから買ってくれる人もチラホラいたけど、
それでなにか反応があるわけじゃなかった。

やっぱり、SecondLifeでなにか真面目にやろうとしたら、
ちゃんと土地を借りるなり買うなりして、
自分の家を建てないとダメなのかー。
金がかかるなー。
まあ、金がかかるっていっても、
借りるなら月数千円、
買うとなると最初に数万円、その他に月々の維持費って感じ。
現実世界で本を作ったり売ったりしようと思ったら、
そんなもんじゃ済まないわけだから、
安いもんといえばいえる……
どーすっかなーと、めぼしい土地などを見て回っているときに、
今、お店を出しているクーロンにたどり着いたわけです。

SecondLifeのクーロンがオープンしたのが7月23日だから、
私が初めてクーロンを訪れたのは、
オープンしてから1週間目くらいのころ。
そのころはまだオーナーが設置したお店しかなく、
住民もいなかった。
私は、この街の元になった「クーロンズゲート」という十年前の
プレステのゲームが好きだったので、
その雰囲気そのままの街並に感動したけど、
でも、それだけ。
それで?って感じ。
でも、そこでSecondLifeとは別にSNSをやってることを知って、
そこに参加したり、ときどき行って、集まってる人たちの
話を聞いたりしてるうちに、なんか、ここはおもしろいかも…と。

なんかね、ここの人たちは、オタクなんだよ。
もともと、私と同じようにプレステのゲームが好きだったという人が
多いせいもあるんだろうけど、
最近では、「冬コミの抽選が~」「原稿が~」とかいう話が飛び交っている、
そんな人たち。
で、オタクの特性(?)として、あまり人に対して深く関わらない感じ。
あ、仲良くなればいろいろ親切だし、関わりもするんだけど、
基本、ほっといてくれる(気がする)。
ナンパがないのもいい。
だいたいみんな男だか女だかわかんないし。
人間じゃなかったりするし。

あ、余談だけど、
SecondLifeをやってない、
ネットに詳しくない(と自分では思っている)人たちって、
SeconLifeなんかやってるのは、
PC、ネットオタクの人が多いと思ってるんじゃないかと思うんだけど、
それがそうでもないんだよね。
普通におしゃれでブランド好きな女の子とかが多いような気がする。
「気がする」だけだけど。
街自体もおしゃれでキレイなのが多いのも
「普通」な感じがするし。
そんなおしゃれな雰囲気がちょっと苦手で、
自分の家を建てる土地を借りるのも、
どうも、自分が求めている雰囲気に合った場所がないなーと、
そう思って、うろうろしてたんだよ。

クーロンは街全体がひとつのイメージで作られてて、
しかもそのイメージが私に合ったのと、
そして、そこに集まる人たちが気に入ったので、
ここに店が出せたらいいなーと思うに至ったわけだ。
で、クーロン内の店舗スペースが貸し出された時に、
抽選に当たって、「稀人書坊」を開くことだできたわけだけど、
本屋というお店を(狭いけど)ちゃんと構えたことで、
私は「本屋さん」としてSecondLifeでは認識されるようになって、
クーロン内ではもちろん、クーロンの知名度も手伝って、
他の街からも本に興味のある人が来てくれるようになった。
以前にくらべて、SecondLife内での本ていうものが、
なんかおもしろいかも、と思う人が増えたってこともあるかもしれない。
ほんの数ヶ月のことなのに、変化の激しさにびっくりだ。

で、今回のクーロンでの年末イベントなんだけど、
これが開催されることになった経緯が、
ちょっとおもしろいなあと、クーロンらしいなあと私は思ったんだよね。

なにがきっかけだったかっていうと、
クーロンではモノ作り教室というのをやっていて、
SecondLifeでのモノ作りに詳しい人が
希望者にいろいろ教える教室なんだけど、
それの卒業制作発表会と展示即売会をやりたい、
と言い出したのね。
で、オーナー(ゲーム制作会社)に、
「一時的な、モノ売り場を設置してもらえないか」
と、お願いしたのが始まり。
それをオーナー側から、
「じゃあ、バザーってことにして特設会場作りましょう」
と了解があって、その2日後くらいには特設会場が出現。
「モノ作り教室の人たちだけじゃなくて、
 お店からもなんか出してもらえたらいいよね」
という提案がまた誰かから出されて、
「そんじゃあ、特設会場だけじゃなく、
 来てくれた人にクーロンの中を見てもらうように
 スタンプラリーもやりたいね」
などなど、主にSNSで話し合っているうちに
あれよあれよと一大イベントになったって感じ。
オーナー側からのお仕着せではなく、
また、住民からの要望をオーナー側がハイハイと聞くだけじゃなく、
どちらも同じくらいの発言権でもって、物事が進んでいった。
もちろん、住民側にリーダーシップを取る人がいてくれたからこそ
できたことでもあるんだけどね。
でも、オーナー側も住民のひとりとして、
一緒に楽しみながらいろんなことをやってくれてるというのが
いいんじゃないかなあ、と思う。

こんなやりかたじゃ、ダメだよ、という意見も、
こういうのの方がいいじゃんという方法論も
さまざまにあると思うけど、
今のところ、私が関わっていて、
関わりやすい、楽しめるSecondLifeというのが
クーロンである、ということなんですよ。


でね、ここからが本題というか、一般論。
(ああ、長かった……)

SecondLifeは、この夏くらいから、
新聞や雑誌などで紹介、報道されて、話題になっているけど、
どうも、その紹介のされかたが、
方向性がずれてるような気がするんだよ。
私が何回か見た新聞の記事では、
「企業が続々参入」
「SecondLife内での通貨が現金に換金できる」
という二点が主に取り上げられていたと思う。
そして、SecondLifeでお金を稼ぐことができる、
ということを強調する雑誌記事やムック本も多い。
そして、それを期待した個人や、
宣伝になって商品が売れるかもという企業が入ってきて、
いろいろやったあげく、
結局ダメじゃん、ということになって、
ネット上には

「SecondLifeおわた」

みたいなブログ記事や書き込み、
批判が出てきちゃうんだと思う。
もちろん、成功して企業ブランドの
向上ができた会社もあるだろうし、
お金が儲かった人もいるだろうけど、
それは、ホントに一握りだ。
しかも、その成功はある程度の
資金や時間を注ぎ込んでの結果だと思われる。
巷で言われるほど、簡単にローリスクで
儲かったり、宣伝になったりするようなもんじゃない。
みんな、SecondLifeを現実世界に
引き寄せようとしすぎなんじゃないかな。
今までのバーチャルなものとは違って、
通貨が換金できるということで、
その可能性を見たくなっちゃうのかもしれないけど、
バーチャルはやっぱりバーチャル。
その世界だけで閉じている部分がほとんどだ。

じゃあなにかといえば、
SecondLifeは、ちょいと大掛かりな

「いつでも学園祭」

なんじゃないかと思う。
模擬店をやり、自分たちの作った物を展示したり売ったり、
有名人を呼んで講演会やコンサートをやる人もいる。
参加型のゲームを企画するサークルもあれば、
コスプレをして楽しむグループもいる。
それで少しお金が儲かればラッキーで、
次の活動資金ができる。
うんと儲かったら懐に入れてもいい。

そんな感じなんじゃないかなあ。
学園祭は、世間の経済からは基本的に切り離されたところで
開催されるものだし、
なによりやっているのが基本的に学生だから、
なんにしろ「模擬」「疑似」だ。
経済活動も、その学園祭の中だけで完結するのが本当だろう。

SecondLifeもこのスタンスで楽しむと
いいんじゃないかと思うんだけど、どうだろうか。
もちろん現実の学園祭のイベントに
企業が協賛することがあるように、
資金を持った企業が参入するのはいいと思うし、
それがないと、なかなかうまく回らない部分もあるだろう。
でも、その企業も、学園祭で看板に名前を出して、
商品の試供品とかを配って、宣伝した結果、
即売り上げに結びつくとは考えないんじゃないのか。
学生のクチコミで広まればいいなあ、
くらいの気持ちなんじゃないの?
SecondLifeでもそれくらいの関わり方でやってほしい気がする。
すぐに結果が出ないからって、
放置したり撤退したりするんじゃなしにさ。
期間限定場所限定のリアル学園祭と違って、
SecondLifeは、ずーっと続いてんだから、
どれだけテンションを保ちつつ続けられるかが
キモなんではないかと思うよ。

私も、「稀人舎」の活動の一環として
SecondLifeの「稀人書坊」をやっているんだけど、
これで、リアルの本が売れるようになるとか、
「稀人書坊」で売ってる本をリアルの本にして出版できるとかは
あんまり考えてない。
てか、
最初の頃はそれも考えてたけど、
いろいろやってるうちにそんなのはまず無理だし、
それよりもSecondLifeの中で話題を取ること、
本というものの市民権を得ることが大切だよなと思えてきた。
SecondLifeの中の本というものが市民権を得て、
現実のみんなにもそういうものがあるということが周知されて、
現実の本と同列に語られるようになったらいいなとは思う。
雑誌なんかの書評欄に載って、んでもって
「この本はSecondLife内でのみの発売です」
とか注釈が入るの。
読みたいと思った人は、SecondLifeにアクセスして、
SecondLifeの通貨で買って読む。
まだまだ一般にはSecondLifeは敷居が高いみたいだから、
そんなワンクッションもツークッションもあったら、
売れないよ、というご意見も聞こえてきそうだけど、
でも、
現実の本を読むときだって、
本屋に行ったり、ネットで注文したりして、
「本」というものを手に入れて、
それから読まなきゃいけないわけだしさ。
そんなに手間としては変わらないと思うんだけど、どうよ?
PCの前に座ったまま、
買うのから読むのまでできるということでは、
現実の本を読むのより手軽な気もするんだけどね。
まあ、これは、今、PCの前にいられるある程度の時間があって、
SecondLifeをもう半年もやっていて、
どんなもんか知っている私だからそう思うんだろうということは
わかってる、つもり。

でもね。
ほんの数年前までは、みんながネットを見られるわけじゃなくて、
HPなんかを開設してもそれは一部の人たち向けって感じだったのが、
今や、新聞広告やテレビCMでも、
サイトのURLを載せるのは普通になった。
「詳しいことはサイトを見てね」ってのも、増えた。
それを思うと、
SecondLifeも、数年後にはそんなふうな一般的な
情報ツールのひとつになってないかな、と思うんだけど、
どうですかね?

そんなことを期待して、
私もあとしばらくはSecondLifeでの活動を
あれこれ続けていこうかなと思っているんですよ。


ああ、長かった。
こんな長いのを最後まで読んでくださった方、
ホントにありがとうありがとう。
 

とりあえず、画像だけ。
本文は後で書く。

クーロンイベント4

クーロンイベント3

クーロンイベント1

クーロンイベント2

KOWLOON SIMのイベントです。
SLへの直リンは↓
http://slurl.com/secondlife/kowloon/147/20/24