23日は第二十一回文学フリマ東京でした。
お客さんもたくさんで、盛況のうちに終わりました。
【稀人舎】のブースにお立ち寄りくださった方、
お買い上げくださった方、
本当にありがとうございました。

【稀人舎】は↓こんな、カオスなブースでした。
20151123文フリ売り場

やっぱアイテム15は多すぎだった。
いつになく設営に時間がかかり、
開場時間ギリギリになんとか完成。ぜえぜえ……。

売り上げは
そらしといろミニ詩集【palette】15部
山口けい【おいしい時間 vol.3】11部
山口けい【おいしい時間 vol.2】1部
芦田みゆき写真集【Border】2部
川口晴美新詩集【Tiger is here.】3部
萌詩アンソロジー
【詩の向こうで、僕らはそっと手をつなぐ。】4部
刀剣本【あれやこれや】3部
【双花町について〜 紙版2】2部
【稀人舎通信改1号】3部
【稀人舎通信改2号】1部
【稀人舎通信SPECIAL6号】3部

こまごまとですが、結構売れましたね。
ありがとうございました。

買うほうも、今回はあちこち見て回って、
主に手作りの装丁がおもしろいものを中心に、
いろいろ買い込みました。
みんないろんな工夫してて参考になります。

でもまだ、中身はちゃんと読めてません。
次は冬コミなのでね、
それの印刷入稿が12月16日なのでね、
だけど、まだ文字も絵もできてなくてですね……
ががががんばります。

冬コミは12月30日水曜日・東地区ル-11a
【稀人舎】とは違うサークル名でこっそり参加しております。
ジャンルは「音楽(邦楽・洋楽)」です。

察して!



ずっと先のことだと思っていた
第二十一回文学フリマ東京ですが、
なんと、明日でございます。
ちょっと雨が心配ですが、
モノレールで東京流通センターまで来てしまえば、
駅からすぐだし、文フリは屋内だし、
一日中見て回っても飽きないし(たぶん)、
お昼はターリー屋のカレーもあるし、
明日はぜひ文フリへおいでくださいませ。

当サークル【稀人舎】は、

Fホール(2階)のカ-61〜62


におります。

ブースには、↓こんな看板やらポスターやらを飾ります。

川口晴美詩集 そらしといろ詩集

おいしい時間3 芦田みゆき写真集

ポスターを作ったのは新刊本のみですが、
販売物は他にもいっぱいあります。
全部で15アイテム!
詩集、小説、写真集、レシピエッセイ、二次創作、雑誌……
と、バリエーション豊かですので、
眺めるだけでもぜひおいでくださいませ。

↓文フリWebカタログに載ってるのは13アイテム
https://c.bunfree.net/c/tokyo21/2F/カ/61

これに、川口晴美さんの新詩集「Tiger is here.」


川口晴美さん編・解説の萌詩アンソロジー
「詩の向こうで、僕らはそっと手をつなぐ。」



どちらも文フリ特別価格。
消費税なしの、
「Tiger is here.」2500円
「詩の向こうで〜」1200円
で販売いたします。
お買い得です。

こないだ予告した「おいしい時間vol.3」
中ページもできました。
こんな感じ。

おいしい時間3中ページ1

おいしい時間3中ページ2

なかなかかわいくできました。
レシピもおいしそうな、
でも簡単そうなものばかりです。


明日(23日)は、第二十一回文学フリマ東京へ、
ぜひお出かけくださいませ。

カ-61〜62

で、お待ちしております。


ジュリーのツアーファイナルの余韻に
浸りっぱなしに浸ってたら、
あっという間に1週間が過ぎ去ってました。
ジュリーオソロシイ……(違
ジュリーのファイナルが終わったらやる、本気出すと、
心に誓い続けていた山積み案件のいろいろも、
そろそろちゃんとしないとヤバイです。

直近の予定は、
11月23日の文学フリマ東京
(今回から東京で開催される文フリには
 「東京」と付くことになったんですよ)
以前もチラリと告知しましたが、
今回は【稀人舎通信】は作らず、
個人誌を稀人舎プロデュースで作成して販売します。

新刊は以下の2冊

・そらしといろミニ詩集【palette】

palette表紙 palette表紙めくったところ

palette中ページ

※画像クリックで拡大します。

文フリのWebカタログはこちら↓です。
https://c.bunfree.net/p/tokyo21/4186

表紙の写真は私が撮影したもの。
表4にも数点使ってもらってます。
写真を配置した表紙の上に、
タイトルをプリントした
ピンクのトレーシングペーパーを重ねてます。
カラフルできれいな、まさに【palette】。
ミニ詩集ということで、
判型もちょっと小さめ(140ミリ×140ミリ)の正方形。
中ページにも地紋を入れ、
各タイトルの入り方も工夫してみました。
かわいいミニ詩集になったと思います。
本文40ページ。12篇収録。

コピー誌ですので、
これからプリントアウトして、
明日(13日)にそらしさんと私で製本作業します。
楽しみ。
あ、この中ページに使った、
ちょっとぬめっとした手触りの、
真っ白な紙が結構お気に入りです。
文フリで触ってみてください。


・山口けい【おいしい時間 vol.3】

おいしい時間3

※画像クリックで拡大します。

【おいしい時間】もこれで3冊目。
今回は、じゃがいも料理のレシピとエッセイです。
中身はただ今絶賛制作中。
22のレシピと
7のじゃがいもに関するエッセイが載ってます。

文フリのWebカタログはこちら↓
https://c.bunfree.net/p/tokyo21/3196

中ページのサンプルはまたのちほどアップします。


前に告知したときは、
もう1冊、セキサトミさんの詩集もと書いたんですが、
諸事情により今回は見送ることになりました。
来年春の文フリには出したいということでした。
お楽しみに。

この他、稀人舎ブースで販売するのは、

・川口晴美新詩集【Tiger is here.】


・萌詩アンソロジー【詩の向こうで、僕らはそっと手をつなぐ。】


 これはどちらも装画が、漫画家の山中ヒコさん。
素敵です。

・芦田みゆき写真集【Border】
 border表紙

 9月に開催した個展「Border」に合わせて発行したものです。
 芦田さんと川口晴美さんと私(小宮山裕)がコラボした
 Kindle本【双花町についてあなたが知り得るいくつかのことがら】
 からの写真を再構成してあります。
 A5版72ページカラー。1500円。

・【双花町についてあなたが知り得るいくつかのことがら
  paper version】

 去年の文学フリマで販売した紙版【双花町】がまだ3部あります。
 お早めに!
 ↓文フリWebカタログ
 https://c.bunfree.net/p/tokyo21/2133

・【双花町についてあなたが知り得るいくつかのことがら
  paper version 2】

 こちらは今年7月のポエケットで販売したもの。
 私(小宮山)がしちめんどくさいことを考えて、
 しちめんどくさく作った、
 本のような本でないようなものです。
 こちらも残部僅少。残り4部。
 ↓文フリWebカタログ
 https://c.bunfree.net/p/tokyo21/4183

・刀剣乱舞二次創作本【刀剣短歌と小説で あれやこれや】
刀剣本表紙2

 そらしといろさんと一緒に作って、
 夏コミで販売した刀剣乱舞の二次創作本です。
 手作りの和綴じ本なんですよ。
 きれいにできたと思います。

和綴じ

文フリWebカタログ↓
https://c.bunfree.net/p/tokyo21/4184


……と、
この他に【稀人舎通信】のバックナンバーも持っていきます。
アイテム山盛りなので、2ブース占領。

Fホール(2階)カ-61〜62


「稀人舎」ブースに並べる本たちのほとんどは、
私の装丁デザインです。
なので、著者ではないのですが、
文フリは私のデザイン仕事の発表会のような
様相を呈しておりまして、
年に1〜2回、こういう場があるというのは
すごく励みになります。

っていうか、節操のない販売アイテムですが、
私はこういうことがやりたかったんだなあと、
しみじみ思ったり。
「こんな本を作りたい」という依頼を受けて、
あれこれ考えて手を動かして、本を作ること。
著者の表現したいこと発信したいことは
なんだろうと考えて、一緒に作る。
そういう作業が楽しい。
その著者の人となりを
多少なりともわかっていないと作れないから、
今のところ、稀人舎で作る本は、
知り合いの依頼に限らせていただいてます。

そんなことじゃあ「仕事」としては
成り立たないのだけど、
これを成り立たせるにはどうしたらいいのかを
ぼんやり考えながら、
しばらくはこんなことをやっていきたいと
思っているのです。


11月23日は東京流通センターへ、
ぜひおいでくださいませ。

第二十一回文学フリマ東京



ジュリーライブツアーファイナル、
11月3日の国際フォーラムから、
ひとりで脳内レポしてにやにやしているうちに、
あっという間に4日が経ってしまいました。

はーーーーー、楽しかったーーー!!

ジュリーの風邪は完治して声も完全復活。
歌詞はあちこちアヤシイ感じでしたが(笑)、
いつものいい声で、最後を飾ってくれました。

あ、歌詞がアヤシイと言えば、
最初の「危険なふたり」で何度か歌詞を間違え、
その流れで「♪美しすぎる〜」の
フレーズに入って余裕がなかったのか、
ここんとこやってた
「♪美し……(会場を見回しナイナイと手を振る)」
という、客席いじりは今回はなく、
ナイナイと手を振るだけで歌詞は普通に歌ってました。
そのあとの「♪あぁ、あぁ」は、
嘆きの「あぁ…」ではありましたけどね。
でもま、前にも書きましたが、
「美し…ナイナイ」だろうが、
嘆きの「あぁ…あぁ…」だろうが、
ジュリーは「♪それでも愛しているのに」
と言ってくれるんですよ。
もちろんそこはちゃーんと昔と同じように
甘〜く歌ってくれる。
そんで、我々は
「どんなんなってもジュリーは愛してくれてるんだわー」
と、ぽわわ~んとなるって寸法です。
ライブ後にジュリ友さんたちとも、
そのことできゃーきゃー盛り上がりました。
ああ、ジュリーったらうますぎる。
ファンは手のひらで転がされてるなあと思いますが、
いいんです!
私たちはジュリーに転がされにいってるんですから!

歌詞がアヤシイというのもまた、
転がされる要因のひとつでもありまして(笑)。
ツアーの前半や地方でのライブでは、
間違えると「あちゃー」って顔するときもあるし、
ひどく間違えたときは言い訳や土下座もする。
渋公2日目では演奏を止めてやり直しもあった。
でも、こないだのフォーラムでは、
間違えても、歌詞が出てこなくて詰まっても、
「てへ…」てな、
なんともかわいい照れ笑いだったんですよ。
「いつものことだって、みんなわかってるでしょ」
「今日はファイナルだし、いいよね?」
っていう、ファンへの甘えが見え隠れして、
ああもう、そんなんされたら、私たちはもちろん
「歌詞間違えもおいしくいただきます!」
「ごちそうさまです!」
ってなるしかないじゃないですかっ!
MCでも、
「3回目4回目っていう方も…
 そんな雰囲気をひしひしと感じております(笑)」
てなことを言ってましたしね。
3回4回どころか10回以上観にいってる人はザラにいるし、
ジュリ友さんたちの中では
少ないほうだなあと思ってる私だって、
ファイナルが6回目のライブでしたほほほ。

そんなふうに、このファイナルでは、
会場全体がいい意味でのなあなあな雰囲気で、
ジュリーの「わかっとるやろ」という心の声に、
ファンは「わかるわかる」と心でうなずき、
ジュリーも「みんなの気持ちはわかってるよ」と
言外に滲ませつつの
歌やMCだったような気がします。
勘違いでもいいんです!
幸せでしたから!!

で、その幸せの最たるものが、
最後に、ジュリーが
「加瀬さんを偲んでみんなで歌いましょう」
と言ってくれて、
「想い出の渚」を一緒に歌えたこと。
たぶん予定外だっただろうに、
泰輝さんはピアノで伴奏してくれるし、
ジュリーは泣いちゃってちゃんと歌えないし、
客席のみんなも号泣してるし、
途中でワイルドワンズの島さんと鳥塚さんが
ステージに出てくるし、
自然と手拍子が湧くし……
今思い出してもじんわりします。

実は私は、
アンコールの最後「海へ向けて」が終わって、
ジュリーがケータイを取り出して万歩計(?)を見て、
「(今日のステージでの歩数)少な!」
と小芝居を始めたときは、
「歩数を加算したいからもう1曲おまけです〜」
とか言って、
盛り上がる系の曲を歌うのかと思ったんですよ。
「危険なふたり」をもう1回かな?
「TOKIO」かな?
もしかしてジュリワンの
「渚でシャララ」の音源かけて、
「加瀬さんを偲んでみんなで踊ろう!」
「当然、あのダンス覚えてるよな!」
なんて言うのかも……とかね(笑)
この時点での私はまだ、
ジュリーとちょっと距離があったんです。
っていうか、ジュリーがあんなに
ファンとの距離を縮めてくるとは思いもしなかった。
ジュリーは稀代のエンターテイナーですからね、
加瀬さん追悼ツアーだってなんだって、
ステージはエンタテイメントとして、
最後まできっちりファンを楽しませて、
「どやっ」と、終わりにするだろうと、
そんなふうに思っていたんですよ。
だって、ファイナルの前までのライブは
そんなふうだったじゃないですか。
加瀬さんを偲びつつも、
ちゃーんと〝ジュリー〟として楽しませてくれてた。

そ・れ・が・!!

「みんなで一緒に」だよっ!?
しかも本人は歌い出した途端泣き出す始末……。
なんというステージの私物化(笑)
エンタテイメントもなにもあったもんじゃない。
というか、あのときはもうステージの上とか下とか
そんなのは全然関係なかった。
会場のみんなが一緒に加瀬さんを想って、
泣いてるジュリーを慰めて、一緒に泣いて、
一緒に加瀬さんを送った瞬間でした。

4月に加瀬さんが亡くなって、
今年は加瀬さん追悼ツアーにしようと思い立ち、
新曲のほかは全部加瀬さんの曲でセトリを組んだことを
「押し付けがましいとは思いますがお付き合いください」
と、ジュリーはツアー中何度も言っていました。
「僕の個人的な思いに付き合わせちゃってごめんね」
ってことですよね。
まー、熱心なファンではなく、
「近所のホールに〝あの〟ジュリーが来るんだって」
「チケットもらったから行ってみよう」
という方も、特に地方ではいらっしゃるでしょうから、
その中には
「加瀬さんて、誰?」
という方たちもいるでしょう。
ジュリーの「押し付けがましいとは思いますが」は、
そういう方たちに向けての言葉なのでしょうし、
ずっと追いかけてきているコアなファンよりも、
今のジュリーをよく知らずに、
1回だけのライブに来てくれるお客さんを
大事にしようとするジュリーの心遣いなんですよね。

でも、11月3日の国際フォーラムの客席の大半は、
ジュリーの言うように、3回目4回目…それ以上を
ライブに通い詰めているコアなファンたち。
そんなファンの中にはジュリーと同じぐらいに
加瀬さんが好きだったという方もいるでしょうし、
そうじゃなくても、加瀬さんが、
ジュリーにとってとても大切な人だったということは
みんなよく知っている。
大好きなジュリーの大切な人なんだったら、
ファンにとっても大切な人。
その加瀬さんが亡くなったんだから、
悲しいのももちろんだけど、
なにより一番悲しんでいるだろうジュリーのことが、
ファンである我々は心配で、
できることならそばにいて一緒に悲しみ慰めたい。
でも、そんなことは一介のファンの身では不可能。
どうしたらいいんだー!とジレジレしていた私たちに、
ジュリーは
「加瀬さんを偲んで一緒に歌いましょう」
と言って一緒に歌って、
そんでもって一緒に泣かせてくれたんですよ。
「ここのみんなの前でなら思いっ切り泣いてもいいよね」
というジュリーの甘えをファンは受け入れ、
ジュリーは一緒に加瀬さんを偲ぶ仲間として
ファンを受け入れてくれた。

この2ヶ月半のツアー中、ジュリーは、
加瀬さんとの思い出話をたくさん語ってくれて、
歌っている途中でもうるっと涙声になる場面もあり、
何度もライブに足を運んだファンは、
そういうジュリーを見て聴いて、
ジュリーと加瀬さんとの楽しかった思い出を
少しずつじわじわと共有させてもらいました。
それだけでも幸せなことだったんですが、
そんな、みんなの加瀬さんを想いながら、
「想い出の渚」を歌って思い切り泣こうよと、
最後の最後にジュリーはちゃーんとオチを付けてくれた。
亡くなった人のことを思いながら、
ちゃんと泣けるということは、
生きてるほうの気持ちの整理を付けるという意味で
大切なことだって言いますしね。

本当にいいファイナルでした。

そんでもって、私が一層ぎゃー!ってなったのは、
「想い出の渚」を歌い終わったあと、
拍手が鳴り止まない中で、
まだちょっと涙声のジュリーが言った
「(こんなんじゃ)いつまでも終わらないので、
 締めますよ」
という、その言い方ですよ!
泣いちゃったあとのせいか、
ちょっと照れ笑いしながら。
「締めますよ」の「よ」が、甘えっ子だった!
あれは、絶対にジュリー自身が
「終わりたくない」と思ってるってことですよね。
この時間空間をもっと味わっていたいけど、
 そんなこと言ってたら、

 いつまでも終わらないので、
 しょうがないから、締めますよ」
ってことですよね! ね!!
今までのライブの最後はいつも、
拍手と「ジュリー!」という掛け声の中、
さっさかステージソデへ向かい、
時計を見たりビールを飲む仕草をして、
「もう仕事は終わり終わり。
 これから楽しい打ち上げだから、
 僕はビール飲むんだから。
 さあさあ、みんなももう帰りなさい」
ってな雰囲気で退場していってたんですよ。
そんな、どこまでが本気かわからないジュリーに、
さらに「ジュリー!」と叫ぶのも
楽しいっちゃ楽しいんですが、
今回のジュリーは素直に、
「僕もみんなと同じように
 終わりたくないけど、残念だけど、
 もう終わりにしないといけないんだよ」
という気持ちを言ってくれたってことですよね。
はわ〜

さらに駄目押しで最後には
「また来年〜」って。
はわわ〜〜

本当にいいファイナルでした。(再度)


そして、そんな感動的な終わり方だったおかげで、
ちょうど1年前の、
あの悪夢の国際フォーラム事件にも、
オチが付いたような気がします。
途中でジュリーは
「なんか、重苦しい雰囲気が…」
「会場が広いせいでしょうか」
とか言っていて、
それも加瀬さんのせいにしてましたけど、
会場のファンの大半は、
1年前のことを思い出して、
「重苦しい雰囲気はおまえのせいじゃ!」
と思っていたに違いありません。
っていうか、私は心の中でそう突っ込んでました。
たぶんジュリーもそれは充分にわかっていて、
そんなことを言ったんじゃないでしょうか。
でも、そこで、
「去年はごめんね」とジュリーに謝られて、
こっちの気が済むかって言ったら、
そういうことじゃない気がする。

う〜〜ん…
自分が悪かったと思ったら謝るのは、
人間関係の上での基本ですが、
そういうのは、直接やりとりできる
相手とのことじゃないですか。
「ごめんね」と言われて、
「こっちこそ、悪かったよ」と言って、
「じゃあ、今度からはこういうふうにしようね」
と相互理解を深めて確かめて仲直り、みたいな。
でも、私たちからの言葉を
ジュリーに届ける術はないんですよ。
「相互」という関係ではない。
ジュリーが「ごめんね」と言ったとして、
会場から「こっちこそごめんねー」
という声が上がって…
なんて、まさに1年前に
ジュリーが「やりたくない」と言った
客席とのやりとりじゃないですか。
そういうふうにファンと個別にやりとりするタイプの
歌手やタレントさんもいるでしょうが、
〝ジュリー〟はそういう存在ではない。
もっとマスなところへ向けて、
自分を、歌を届けようとしていて、
その上でいろんな思いを
ファンと共有しようとしている人だと思うんですよ。
だから、こっちからの返事のしようのない
「重苦しい雰囲気だね」と言うことで、
「わかってるよ」と意思表示し、
そして、重苦しくない、本当に楽しいステージを
見せて聴かせてくれて、
さらに最後には、
このツアーでファンが本当に望んでいること、
ジュリーと一緒に加瀬さんを送ることを
きっちりやってくれた。
相互のやりとりはしないけれど、
でも、共有しているものがなにかはわかってるよ、
ということを確認させてくれた。

本当によかったです。

まー、上で私が書いたようなことは、
私個人が感じたことというか、
妄想に近いことであって、
ジュリーはたぶん意識してそういうことを
やったり言ったりしてるわけじゃないと思います。
でも、こんなふうに思わせる魔力のようなものが、
ジュリーにはあるんですよ。
なんというか、「物語」を作る力っていうか、
そんな感じのもの。
ジュリー自身が「物語」を作るっていうより、
「物語」たちが集まってきちゃう
磁力みたいなものがある。
今回のことにしたって、
60歳以降は活動を縮小していこうと思っていたのが、
還暦ドームをやった後にまた人気が出てきて、
長年の念願だったザ・タイガース復活も成功させ、
ジュリーのソロも注目されるようになって、
なんとなくまわりも浮かれていたら、
ジュリーには耐え難い迷惑行為があってキレてしまい、
ネットでも変なふうに取り上げられたりして、
ジュリーもファンもへこんでいたところへ、
ずっと支えてくれていた人の死という〝事件〟が起こり、
それをファンもジュリーも乗り越えて、
最高の感動のファイナルを迎える……とかさ、
一体誰が書いた小説ですか、脚本ですか、
ってぐらいの「物語」じゃないですか。
ちゃんと「起承転結」になってるし(笑)。
このブログの「萌え談義」の中でも
繰り返し書いてますが、
若い頃からのジュリーのリアルエピソードを
掘り起こしてると、そんなのばっかりです。

このお話、どっかで読んだことある!

何度そう思ったことか。
しかも、それぞれがちゃんと幸せな結末を迎える
「物語」になってるところがすごすぎる。
そんなふうに幸せな「物語」を引き寄せる力を
持っているからこそ、
ジュリーは50年近くもスターやってんでしょうし、
我々ファンもその「物語」の端っこにいさせてくれて、
共有させてくれるから、
みんなジュリーに付いていっちゃうんですよね。
ああ、もう離れられない(笑)。

ものごとが解決しないまま、
いろんなものを先送りにしながら、
ずるずるだらだらと日常を生きている私ですが、
こんなふうにきちんと結末まで見せてくれる
「物語」を生きているジュリーがいるから、
その端っこに触らせてもらえるから、
なんとか生きていくことができるんだなあと
今回のファイナルであらためて思ったことでした。

とか言っても、
ジュリーは無意識でやってることですから、
もしかして、また次のお正月コンでは、
客席からのヘンな掛け声にジュリーがブチ切れて、
1年前の悪夢のフォーラムが再現されちゃうことも
あるかもしれません。
そんなことはないことを祈りますが、
でも、そうなったら、私を含むファンはたぶん
「助けて! 加瀬さん!」
と心で叫び、
おそらくジュリーもどこかで
「加瀬さんのいたずらだから」
なんて言い訳をして、
立ち直ることができるような気がします。
何十年もジュリーをプロデュースし、
公私共に支え続けてきてくれた加瀬さんは、
亡くなったあと、これからもずっと
ジュリーとファンを支えてくれるんですね。
すごいぞ、加瀬さん。

ありがとう!



ぜえぜえ…
長くてしかも、相変わらず気持ち悪い
ジュリー愛がダダ漏れの文章になってしまいました。
最後まで読んでくださった方、ありがとうありがとう。


自分のブログ見たら広告が表示されててびっくりした。
なんと、1カ月放置してしまったのかー。

えーと……
3日はジュリーのツアーファイナルに行ってきました。
ファイナル含めツアー全体を振り返って、
あれこれ書こうと考えてたんですよ(ほんとよー

明日か明後日にはなにか書きます。