ネットで本を売るなら、やはり宣伝もネットだ。

というか、企業のように宣伝にお金をかけられるわけでもなし、
ネットならば、安上がりに効果的なことがなにかできるのではと思った。
(みんな思ってることだろうけどね)

試しにGoogleで、「藤沢周平」を検索してみると……287,000件!
「藤沢周平 鶴岡市」では、9,350件!
企業や公共団体から個人のHPまで、すごい数だしすごい充実ぶりだ。

これだけ、「藤沢周平」「鶴岡市」「海坂藩」について
語りたい人がたくさんいるということは、
その分、情報も求められているということではないだろうか。

「藤沢周平」や「鶴岡市」のことを独自に紹介するHPを作って、
ある程度、客を引き寄せたところで、
「鶴岡」つながりで、父の本のことを持ち出す……

しかし、「鶴岡市」と、父の本をどうやって結びつけて宣伝するか…

「藤沢周平」は地元出身で馴染みのある作家だし、
私は時代小説好きなので、ある程度の作品は読んでいるし、嫌いではない。
というか、かなり好きな作家の一人だ。これを褒め倒すのは簡単。

だがしかし!
出身地である「鶴岡市」を褒めるというのがどうも、できない。
最近でこそ、「海坂藩」ブームで注目されているとはいえ、
私が暮らしていた二十数年前は、ただのしょぼい田舎町だった。
最近も、年に一回ほどの割合で帰省しているが、
妙な開発でどんどん特徴のない、しょぼい街になっていっているような
気がしてならない。

そんな街を
「まさに海坂藩そのままの美しい城下町!」だの
「東北の人情あふれる街!」だの
「日本のふるさと!」だのと
紹介する気にはどうしてもなれない。

加えて「父の本」である。
売れ残りの、自己満足満載の、地元自慢、自分自慢のエッセイ集など、
恥ずかしすぎて、褒めて宣伝することなんて絶対できない……

ううーーん……と3分ほど頭を抱えた私は、ふとひらめいた。(はやっ)

どうせネットなんだから、架空の人物をでっち上げて
そいつに語らせればいいのではっ!


まあネカマみたいなもんである。

で、作り上げたのが
「鶴岡、藤沢周平大好きっ子のジュジュでーす(はぁと)」
というキャラクターだ。
(20代前半、ちょっと頭軽めな感じで)

「あたしってぇ、東京生まれの東京育ちで田舎ってのがないのね!(>_<)
 小さいころから、休みになると田舎に行くっていう友達が
 うらやましくってうらやましくってぇ(T_T)
 そんなあたしが今ハマッテるもの!それは!
 「たそがれ清兵衛」の藤沢周平アーンド鶴岡市!\(^O^)/
 真田広之様が昔から好きで好きで……(;´Д`)シブイッ、
 真田様目当てに観た映画なんだけど、これがっ!もうっ!!(>△<∥)
 あたしのイメージしてた「田舎」の風景、
 そのものっっ!!!(゚_゚)(。_。)(゚_゚)(。_。) ウンウン」


とかなんとか盛り上げて、「旅行してきましたー」とかいって、
鶴岡の写真をてんこ盛りにアップして、
「すごーい」「すてきー」と語らせて、
しばらくしたら、

「○度目の鶴岡旅行で、すてきな出会いがありましたっ(*^_^*)
 なんとなんと78歳のお・じ・さ・まd(^_^o)グーッ
 このHPを通じてメル友になった○○ちゃんの紹介なんだけどぉ、
 このおじ様が、聞けば藤沢先生と2歳違い!( ノ ̄∇ ̄)ノ
 同じ時期に同じ学校に通っていたこともあったとかっっ
 _(_ _)ノ彡☆バンバンッ
 で、このおじさまもご本を書かれていてぇ、これがまた(≧▽≦)
 鶴岡のすてきな時代のすてきな思い出満載のぉ……」


とかなんとか、つなげられないかなーっと。

最初に考えていたときよりさらに迂遠な気もするが、
これを考えるのはなかなか楽しかった。

楽しかったけど……
このHP作りのことを妄想していたころは、
頭の中の半分ほどが常にこの「ジュジュ」キャラに占領されていて、
非常に、疲れた…… アホウだな>私。

で、まあ妄想は妄想として、
どうやって宣伝用のHPを作ろうかなーと考えていたときに、

「ブログ」という案が浮かんだのだった。


つづく
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