「稀人舎通信」という、A6サイズ、12ページの
リーフレットを作ったのですよ。
ほら、よく本を買うと挟まっている、
「出版目録」とか「○○社・5月の新刊」とかあるじゃないですか。
あんな感じで。

「目録」というほど発行点数はないので、
中身は、「庄内弁解説」と、
父が昔出して今は絶版になってる本から抜粋した文章を載せました。

なんでそんなもんを作ろうと思い立ったかといいますと…
「飲んだくれてふる里」東京文献センターさん
委託販売してもらうことになって、
いろいろ相談した結果、やはり、本の帯は、最初に父が作った

「えしぇこぎ、ぶしゃれこぎの もんじゃくたねぇこと」

という呪文(庄内弁)の書かれたものに戻すことにしたのですね。
これって、地元で売るだけなら、

「ほほー、懐かしいのう」

なんつって、年輩の方が買ってくれるかも…とか、
この方言を知らない人でも、地元なら、家に持って帰って、
年寄りとかに「なんて意味?」って聞いたりして、
話題になるかも……とも思うんですが、
全国区で売って、よその土地の人が読んでも、
もうもう全然わけわからないじゃないですか。
庄内出身の私にもわかりません。(きっぱり)

でも、「そこがおもしろいんじゃない?」ということで、
この方言を宣伝チラシとかにも載せて
「売り」にしようと思ったんですが、
せっかく買ってくれた人にも意味が分からなかったら
申し訳ないなあと思って、その解説を載せたものを
本のおまけとして挟み込もう、と思ったのですよ。
で、方言の解説だけじゃあ、ペラ1枚で終わっちゃうので、
それに、父が「飲んだくれてふる里」の前に出して、
今は絶版になっている本から、
まあおもしろそうなところを載せまして、
「ご意見・ご感想は稀人舎まで」という風にしてみたのですよ。

もしかして反響があったら、その、以前の本を再編して、
発行しちゃおうかなあ~という皮算用でございますよ、ほほほ。

で、そんなこんなをやっているうちに、
「未入籍別居婚」も発売決定になりまして、
そんなら、と、その小冊子の最後には
「稀人舎の本」てことで、宣伝も入れたりと、
そこそこ体裁が整ったわけです。

で、ですね。
私としてはこの小冊子は、
あくまでも「飲んだくれてふる里」のおまけで、
本に挟んで配るだけのつもりだったんですが、
「こんなの挟もうと思うんですけどー」と
東京文献センターさんに、この小冊子を見せたところ、

「これを販促ツールとして、書店さんに配ったらどうか」

と言っていただけたのですよ。
よく本屋さんのレジ横に置いてある、
「ご自由にお持ちください」ってやつですね。
目新しいのがあると、私も結構もらってきたりするし、

「そりゃあ、ぜひとも!!」

と思ったんですが、ここからが悩みどころで。

当初、本に挟むだけのつもりだったので、
この小冊子は印刷屋さんには出さず、
うちのプリンタでプリントして、
私が切って折って作ろうと思っていたんですね。
本が全部売れたとしても400部だし。
一度に400出るわけではないだろうから、
ぼちぼち内職しておけばいいだろうくらいの気持ちだったのですがっ!

全国の本屋さんに配るとなったら、
そんな、私が一人で内職するので間に合うわけはありません。

でもなあ…印刷代がなあ……どーすっかな~~

と、ぐだぐだと悩んでいて、
一応、知り合いの印刷屋さんに見積もりは出してもらって、
しかも知り合いのよしみで格安でやってくれるってことまで
わかっていながら、それでも、

「でも、自分でやれば、紙代とトナー代だけなんだよなあ。
 印刷代の何分の一かですんじゃうからなあ…
 大量に印刷して余ったらいやだしなあ……」


などと、なんだかミョーに節約気分になってしまって、
印刷を発注するのを伸ばし伸ばしにしていたのです。
でも、ついに昨日、東京文献センターさんから、
「これ、100部、ください」と言われてしまったのですっ!
「いつでもいいですよー」とも言ってくださったのですが、
片付けられることは、早くカタを付けないといやな性格の私…
思わず「明日、送りますっ!」と答えてしまい、
夕べから内職を始めました。

プリントして~切って~折って~小口を揃えて~乱丁落丁確かめて~

こういうことって、やってみると楽しくなってきちゃうもんで、
勢いに乗って、今日の午前中までに200部作っちゃいました。うひひ
(私はこういう工作系の仕事が好きなんですよ。
 ポップアップカードとかね。)

でもですね……
腕、痛いです。手が震えます。
コピー用紙とはいえ、紙をピシッと折るのって、結構力が要るし、
切るときも曲がっちゃいけないと思うもんだから、
定規とカッターを持つ手にも力が入る……

……ヘンな「もったいないお化け」に取り付かれてないで、

印刷に出します出します。

ちょっとこれは手作りで数百部は大変ですわ。とほほ。
なにごとも一人で背負い込んじゃダメってことですよ。
外に仕事を割り振ることも覚えなくては……
(でも、それで採算が取れるかって言うと、その確約はないわけで。
 そこが悩むところなんですけどね。)


将来、「稀人舎」がちゃんとした出版社になって、
社員とかがいて、「稀人舎通信」も何十号かになったときに、
「これの一号はさー、最初、私が自分で切って折って作ったんだよ」
「素直に印刷に出せばいいのに、馬鹿だねえ」
なんて、笑い話にできたらいいなーなんて思ったり。
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2006/05/26(Fri) 13:35 |   |  #[ 編集]
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