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10月3日。
振替口座の別名を「稀人舎」として、
赤い払い込み用紙に印字してもらおうと、郵便局の窓口へ行った私。

その場で、「別名」というのは、別に届出が必要なことを知る。
本来は口座開設の申し込みをするときに一緒に届けるものらしい。

そんなこと知らなかったし。

「この稀人舎っていうのは、なんですか?」
窓口のお姉さんの質問に、バーコードと奥付を貼り付けた本を見せる。
「会社組織ではないんですけど、この本を売る団体というか……
 屋号なんですけど~」
「この名前を使った実績があればいいんですが…」
「実績って……?」
「会員募集のチラシですとかポスターですとか、ですね~」

ああ、分かった。今分かった。ピーン!

この別名というは、サークルとか○○教室とかの会費を集めるときに
こういう振替口座を作って使用するものなんだねっ!

でも、チラシもポスターもないし。会員募集もしてないし…

「あの~、この本をですね、これから売ろうと思ってまして、
 そのための屋号なんですよ~
 なので、実績は今はありませんけど~」

正直に言うしかない。
自分としては、あまり人に勧める気になれない父の本を
窓口のお姉さんに示して「これを売る、売る」というのも
なんか気が引ける。

恥ずかしいなあ。

ダメならしょうがない、私の名前を印字してもらうしかない。

あきらめかけた私に、窓口のお姉さんは優しかった。
「ちょっと、この本、コピー取らせてもらっていいですか?」
「え、はあ、どーぞどーぞ」
お姉さんは、本のバーコード部分と奥付のコピーを取り、
どこかへ電話をかけ始めた。

待つこと約30分。
その間に、カウンターに「ホームサービス」の申込書があったので、
必要事項を書き込む。

しかし「ホームサービス」って名称はなんじゃっ
それを言うなら「ネットサービス」じゃないのか。
もしくは「ホームページサービス」。
なんか、ネットのことをよく知らないおじいさんとかが
考えたようなネーミングだ。実際そうなのかもしれない。
郵政省のおじいさんとか…

窓口が混み始めたせいか、お姉さんはカウンターの外に出てきて、
電話で問い合わせた結果を説明してくれた。

「この、稀人舎というのとですね、この加入者名との関係が、
 どこかで、分かるような資料があればいいということなんですが…」
「えーと……??」関係?
「たとえば、ここ(奥付)に、代表として加入者名が書いてある、とか」
「あ、そういうことでいいんですか?」
「まあ、審査するのはセンターの方なので、ここではそれで大丈夫とは
 言えませんが、たとえば、ということですね~」
「わ、わかりました。じゃあ、これ作り直します!」

飛んで帰ろうとする私。

「あ、それと」
なんですか。帰ってすぐに奥付直してまた来るからっ。
逸る私にお姉さんは申し訳なさそうに言った。

「この口座なんですが、センターの方がちょっと今混んでいるそうで、
 まだ正式には開設されてないんです。
 手違いで開設の通知がそちらに先に届いてしまったんですね。
 申し訳ありませんが、あと1週間ほどお待ちくださいとのことでした」

はあ、そうですか~ じゃあ、来週また来ます~
「ホームサービス」の申し込みも、来週の方がいいですねと言われ、
せっかく印鑑まで押した書類はお持ち帰りすることにして、
ちょっと肩を落として郵便局を後にした私だった。


つづく
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