読み物ブログもうひとつ、始めました。
「マレビトの引き出し2」

まずは、父が以前に出してもう絶版になっている
『ふる里つるおか飲み屋ばなし』という本からの抜粋です。
「やきとり屋ものがたり」というシリーズから、
少しずつアップしていこうかと思います。

あ、この「マレビトの引き出し2」
目次機能に惹かれて借りたブログでやってるんですが、
α版だそうですし、ちょっとよくわからない部分もあるので、
もしかしたら、早々に撤退するかもしれません。
(そしたらどうしよう……決めてないし)

父の本は面白くないっと、
このブログ内ではさんざんこき下ろしている私ですが、
それは、本の中の父の自分語り的な部分が
娘の私から見るとなんともかんともなー…てな感じなものでして、
めずらしくちょっと持ち上げさせていただくと、
昭和史というか文化史的な点から見ると、
面白く読める部分もあるのでは、と思うのですよ。
特にこの「やきとり屋ものがたり」シリーズには、
鶴岡の、今はもう姿を消してしまったやきとり屋台のことが
詳しく書かれていて、
ちょっとした小説風になっているものもあったりで、結構読ませます。

なによりもね。
好きだっただけあって、やきとりがホントにおいしそうなんだよ~。
以下、ちょいと抜粋。

 今は塩で食べる人が多くなったが、以前はタレの方が多かったような気がする。私はレバはタレが多く、ダルムはその時の気分、その他はタレよりも塩の方が合う感じである。モツのそれぞれの個性的な味は塩の方が判る。
 タレのつけ方は丁寧に焼いたところで(ただレバはかるく焼いた方がよい)タレガメにたっぷり突っ込んでもう一度火に当てる。その時の匂いが何ともいえない。更にタレをかけながら焼き、最後に又さっとタレガメに潜してすぐさま皿に乗せて出す。
 タレも味醂、粗目糖(ざらめ)、蜂蜜などを使ったり、それぞれ工夫していた。やはりワカいタレよりも使い込んだタレの方がコクがあってやきとりにも馴染んできて美味い。だから一度に新しくしないで、カメのタレが少し減ってくるとその都度補うようにしていた。
 塩焼きの方は焼く時すぐさま塩をふる。コショウ、トウガラシは好みによる。ふりかけ用の食卓塩の容器はまさにやきとり屋のためにあるといってよい程である。そしてかあちゃんたちはその塩が湿気らないように気を配るのである。
 やきとりに忘れてならないのが、ネギである。ネギだけを別に串に刺すところもあるようだが、鶴岡の屋台では大抵肉と交互に刺して焼く。ネギと肉の焼け具合が丁度一緒になるように、ネギの新鮮さ、太さや刻む長さにも心を配っている店のやきとりは大体美味いのである。



くそう~……
父は子供を連れて歩くような人ではなかったので、
私はやきとり屋には、ほとんど連れて行ってもらったことはない。
(なんのはずみか一回だけ父と二人で行ってジュースを飲んだ覚えがあるだけだ)
大人になったら行ってやるー、と実は結構楽しみにしていたのに、
なくなっちまうなんて……
関連記事
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
稀人舎のゆうさんのブログです。一人で、出版社を立ち上げ(起業)された方です。ほかに、クリエイター(本業ですね♪)もされてます。ありきたりのものよりも・・このように、新しい風を起こす方を、応援してあげてくださいね。公式サイトはこちら >> 稀人舎HP
2007/01/18(Thu) 02:27:49 |  アフィリエイターズ リンクス