「虚実皮膜の論を寂しむ」
と歌ったのは俵万智だけど、
まあ、ねえ。
好きな男といて「虚実皮膜論」なんかぶってたら
寂しくもなるわなあ……
あ、いや…もしかしたら、
好きな男と一緒にいるのに、
「虚実皮膜論」なんてなことを考えちゃう自分が寂しい、って歌なのか?

なんにしろ、頭のいい人は恋愛も大変だね。

………………

なんつって、こんなことを言いたかったわけではないのだった。

ネットにおける創作物(主に読み物だね)の読まれ方のことを
つらつら考えていたら「虚実皮膜論」なんて懐かしい言葉が浮かんできちゃって、
続けて俵万智のことも思い出してしまったですよ。

普通に本になった読み物を読むときと、
ネットに流れているものを読むときでは、
どうも読者の側の意識が違っているんではないかと思うんですよ。
「虚」「実」ということでいえば、
より「実」の方に引き付けて読もうとしているような……

本だったら、時代物でもミステリーでもファンタジーでも、
「作り事」とわかった上で楽しめる読み物が、
同じ読み物であっても、ネット上にあると、
そういう約束事がなんだか通用しないみたいに思える。

うーーん。
ネットでは作り手の生の声を期待しちゃうってことだろうか。

なんで?

リアルタイムに更新されるってことで、
「リアル」=「実」っていうふうに捉えられているのか…?


ちょっと言いたいことがまとまらないなあ。
また書きます。
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コメント
この記事へのコメント
それはもしや、こないだから私がイロイロ言ってたことですね?

ネットに限らず、「あるある」の捏造とか、世の中には「虚」も「実」も入り混じっていて、なんだか難しいですよね。

「虚」だとしても、みんながそれをわかってて楽しめる場合もあるし(「X-ファイル」とか)、本当だと信じてて、違ったときは(あるあるみたいに)大問題になりますよね。

なんかちょっと例えがズレてしまいました。

小説やドラマで、フィクションだと思っていたら、モデルになった人物や出来事が存在するとわかったとたん、もっと面白くなる、ということは、よくありますね。

「宮廷女官チャングムの誓い」というドラマのヒロイン、チャングムは実在したと聞いたときは、なんだか嬉しかったのを覚えています。物語の大半はフィクションだとわかっていても、より楽しめました。

それに、「華麗なる一族」もモデルになった企業や一族がいたということも興味深いですね。

読者は「リアル」を求める傾向があるのかもしれないです。

「本」は「一方通行」だけど「ブログ」だと「リアルなやりとり」が出来て、作者や読者の「生の声」が聞けるから虚実に関して敏感になるのではないでしょうか?

2007/03/09(Fri) 15:42 | URL  | 月澤黎 #-[ 編集]
うん、そう
私もいろいろ考えちゃって。

そうか「一方通行」と「双方向」の違いか……
そうかも。
その辺が糸口かなあ。

>読者は「リアル」を求める傾向があるのかもしれないです
これも興味深いですね。
そうなのかもしれない。
読者は自分の「実」に引き付けて読んでいるから、
それが作者の「実」でもあったときは
嬉しい気持ちになる、っていうか……?
作中人物ではなく、作者に感情移入しちゃうってことかな。

うーーん、そうか。なるほど~

もうちょっと考えるね。
2007/03/09(Fri) 16:02 | URL  | 「稀人舎」ゆう #Enj21zdQ[ 編集]
ホントの話でも、書きようによっては、ウソっぽくなるし、ウソの話でも書きようによってはホントっぽくなると思うんです。

一番面白いのは、虚か実かの区別がつかないギリギリのところだと思います。

ありえなさそうな話だけど、もしかしたらホントのコトかも知れない、と思わせることができたら、セーフ。

これ、あきらかに作り話だな、と思われたら、アウト、かな?

その中でも「作り話だろうけど、面白い」からセーフってのもあるだろうし。

「ホントの話だろうけど、それをそのまま載せちゃうってのも、どうよ?」って、場合もあるだろうし・・・。

考えれば考えるほど、難しいです・・・。

「事実は小説よりも奇なり」
2007/03/09(Fri) 17:28 | URL  | 月澤黎 #-[ 編集]
うん、難しい…
難しい問題だからこそ「虚実皮膜論」なんつって、
昔から論じられてきたりしたんだろうしね。

作者とか送り手が、「虚」「実」どっちに立っているかで、
その作品の性質が変わってくるのかなあ、
なんて私は思ったりしてます。

で、最近のネット小説とかブログとかは、
「実」の側の立場からの送り手が歓迎されているのかなあ、と。
2007/03/09(Fri) 20:50 | URL  | 「稀人舎」ゆう #Enj21zdQ[ 編集]
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