「ジュリーをネタに『萌え』談義」の12回目でございます。
1回目はこちら
連載になってますので、
「その1」「その2」……と、
順番に読んでいただいた方がよいかと存じます。
あ、カテゴリ(『萌え』談義)から辿っていただいてもいいかも。
よろしくです。



前回は、久世さんに「ナカーマ」と言って肩を叩く、
なんぞと恐れ多いことを勢いで書いちゃいましたごめんなさい。

いやその、「ジュリー萌え」という点では、
確かに「ナカーマ」であると信じて疑いませんが、
この久世神とも呼ばれている久世さんと
一般人の私とは、表現方法という点で、全然違ってます。
私はただむっはぁ~~~と妄想に溺れるのみで、
かろうじてこんな過疎ブログにこんな文章を書いてるだけですが、
当時、すでに実力派の演出家であり、
テレビ界で、ある程度の力を持った人間だった久世さんは、
ジュリーを主人公にした、この「悪魔のようなあいつ」という
素敵ドラマを作ることができ、
一般ピープルの我々にさらなる妄想の元を
供給してくれることができたわけです。
いやしかし、久世さんは、
世の中の腐女子(当時、この言葉はなったですけどね)のために
このドラマを作ったのではなく、
あくまでも、ご自分の欲望のおもむくままに作ったらこうなった……
ということなわけですよねたぶん。

これと同じ事をやったのが、小説家の栗本薫御大です。
栗本薫さんは、今だったら「グイン・サーガ」の原作者と
言った方が通りがいいのかな。
4月からアニメスタートだしね。
「グイン・サーガ」は途中までは読んでたんですけどね、
イシュトヴァーンがアムネリスと結婚したあたりで、
イシュト萌えだった私は離れてしまいました……
だってだって、あのイシュトはダメすぎる。
そのうち目が醒めて元のイシュトに戻るんだろうと、
しばらくは我慢して読んでたんだけど、
なかなか戻らないんだもの……
あれから、すでに30~40巻は進んでるはずですが、
今はどうなってんでしょうか。
元のやんちゃなイシュトは戻ってきてんでしょうか。
……また読んでみるかなあ。

あ、すいません。脱線しました。
その栗本薫さんも、もとからジュリーのことを
好きだったということもあるんでしょうが、
久世さんが妄想爆発で作り上げた
「悪魔のようなあいつ」を見て、
さらに妄想を膨らませ、
「真夜中の天使」「翼あるもの」などの、
今西良シリーズとなる小説を何本か書いたのです。

私は、栗本さんがデビューしたころから好きで、
「ぼくらの時代」シリーズは全部読んでたし、
なので、
お、栗本さんの新作だってんで、
「真夜中の天使」を手に取ったんですけどね。
もちろん、ジュリーがらみでもなく。
(当時、私の目にジュリーは入ってなかったからね……ちくそー)

で、読んでみて……

「なんじゃ、こりゃああああ!!」

ああ……この世界は一体なんと言ったらよいのでせう……
などと、もだえたものですが、
これが「悪魔の~」を元ネタにして書かれたものだとは
当時はもちろん知りませんでした。
ていうか、「悪魔の~」というドラマ自体、
知らなかったですからね。

しかし、なんというか、
男同士の耽美な世界って世界って世界って……
という、えも言われぬ「萌え」感ありありで、
どきどきしながら読み進んだものでした。
もちろん、それまで「風と木の詩」や「トーマの心臓」など、
漫画ではそっち系のものがすであって、
「ジルベール~」「ユーリ~(そっちかよ!)」などと、萌えながら読んでいたわけですが、
それとはまた違う大人の世界が
そこには繰り広げられておりましたのですよ。
今から思えば、これが私の腐女子魂に火を付けた
最初の創作物なのかもしれません。
というか、これをもって「やおい」の始まり、
とする方もいらっしゃるようです。
これ以降、JUNEなど「やおい耽美小説」
続々と出てくるわけですが、
残念ながら、私は栗本薫さんの作品が好き、というだけで
「真夜中の天使」を読んでいたので、
それから他の耽美作家やJUNE系に行くということが
なかったんですよ。
それは良かったのか悪かったのかわかりませんけどね。
ちょっともったいないことをしたなあとは思うよ、うん。

栗本御大の話はまだつづくっ

関連記事
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック