え~~
kindle本「For Suffering Spirits」を発行してから1週間。
ま、そんな爆発的に売れるもんじゃございません。(涙)
そもそも日本のkidle人口って、どんくらいいるんだろう?
twitterのキンドルクラスタ見てても、
どんなkindle本が発行された、とかの話題よりも、
日本語ハックの話題の方が多い。
(みなさん涙ぐましい努力をしている。楽しそうだけど)

それに作者の伊豆介八さんは、
(今のとこ)無名の同人作家だしね。

あ、お断りしときますが、
この「伊豆介八」さんてのは、私じゃありません。
私の知人で、ずっと同人誌活動をしている人です。
現在は別名義でデジタルコミックをネット販売してます。
その別名義の方は、かなーりエッチイ内容で、
私も詳細は教えてもらえません。(どんなだよっ!)

で、エッチイものじゃない分野でやる際のペンネームを
伊豆介八にして、
【稀人舎】が、その版元としてお手伝いしとるという、
そういうことです。

いやしかし、まだ版元というほどのことを
やっているわけじゃありません。
だいたい【稀人舎】だって私ひとりの
同人活動が中心の個人版元だし、
伊豆介八さんもどっかに所属してるわけじゃなく、
ひとりで同人活動してる作家さんですからね。
「友達ふたり集まって同人活動」
となにか違うのか、と言われれば、
なにも違いません、と言うしかないです。


今回のkindle本「For Suffering Spirits」に収録した
「施餓鬼」「海のヒミツ」「厠神」というのは、そもそも、
私がホソボソとやっているSecond Life内の
バーチャル本屋【稀人書坊】で売るために
提供してもらったコンテンツなのですよ。
Second Lifeのkowloonシムってとこにお店があります。
↓ここ
http://slurl.com/secondlife/kowloon/119/62/24
アカウントある方はぜひこちらで。
Second Life内は物価が安いし、
【稀人書坊】はかなりリーズナブルな値段設定にしておりますので、
kindleよりもこっちで買ってもらった方が
全然お得です。(そんなこと言っていいのか?まあいいや)

Second Life内のバーチャル本屋
稀人書坊

このSecond Lifeという3D世界は、
ユーザーが各自勝手にモノを作って、
売ったり買ったりの経済活動をできる世界で、
一昨年あたりは一般企業がシムを運営していたりして
結構話題になっていたんですが、
今は、不況の煽りを受けて、
広告・利益目的の企業は次々と撤退し、
日本系のシムはかなり過疎化しております。
私も以前のように毎日はログインしなくなってしまいました。
まあ、ジュリーに堕ちてブログ更新が忙しかったり、
twitterとか始めて、
そっちが楽しくなっちゃったってのもありますがね。

このSecond Lifeの中の「本=インワールド・ブック」というものは、
いろいろとスクリプトを駆使して、
ページ内容を画面に表示して、
クリックでめくったりができるようにするわけですが、
ものすごく簡単に言うと、
「板状のオブジェクトに1ページ単位の画像を
 テクスチャとして貼り付けてある」

状態なわけです。
画像ですから、内容の文字検索はできません。
インタラクティブ要素としては、
ページ単位で設定して、
アイコンクリックで
特定のURLに飛ぶようにするとか、
なにかモノを渡すとかはできるんですが、
今のところそれくらいです。

全ページ文字のみのライトノベルも
【稀人書坊】では売ってますが、
これの文字も画像です。
セカンドライフ本

作業的には、PC上でInDesignで組んだデータを
PDFからページ毎に画像に書き出し、
それをテクスチャとしてSecond Lifeにアップロードして、
Second Life内の「本」というオブジェクトに
貼り付ける、というものです。
漫画だったら、1ページ1画像でそのまま処理。
その貼り付ける作業は、
スクリプトによってある程度自動化されていて、
その「インワールド・ブック」オブジェクトの中身フォルダに
放り込むだけのお手軽出版です。
まあ、そういうスクリプトを組んで、
「インワールド・ブック」の元を作ってくれた人がいるんですけどね。
私はその元を買って、それを使って
Second Life内で出版活動をしてるわけです。

今回、kindleで出版をしてみて、
「なんか、この作業ってやったことある……」
と感じたのは、このSecond Lifeでの経験があったからですね。
画面上で読みやすくするために
解像度は? 保存形式は? 容量は? 
と悩むところも同じです。

Second Lifeでは、好きな書体・大きさで
文字を表示させるには
システム的に画像にするしかないので、
こういうことになっているわけで、
kindleでの、
「まだ日本語対応してないから」
全ページ画像扱いにするしかないってのとは、
理由が違うんですが、
作業も同じなら、できあがったものも、
非常によく似たものになりました。

画像扱いだから、文字検索とかできないし、
言葉ごとのリンクも貼れない。
マウスやキーボード操作でコピペもできない。
読むだけ。

でもさ。
紙の本て、そうですよね。

なので、Second Life内の
インワールド・ブックってのを
私は、いわゆる電子書籍と紙の本との
中間に位置するようなものと考えて、
そこがおもしろいなあと思っていたのです。
Second Life内では、HUDオブジェクトといって、
自分だけがPC上で見える状態で
画面に表示して読むのが一般的ですが、
他のアバターにも見えるモノとして、
場に出現させることもできます。
kindle本も、
kindleというPCとは違う独自のデバイスで、
持ち歩いて他人にも見せることができるという点が
やはり、似ているような気もします。


で、なにを言いたいかというと、
「電子書籍ってなに?」
ということです。
ああ、根本的過ぎる。

この先、いつになるかわかりませんが、
kindleが日本語対応して、
文字情報を画像にしなくとも
kindleで表示できるようになったとしても、
漫画はどっちにしろ1ページ1画像でやるしかないですし、
それに、画像扱いでなければ、
kindleでは自分で文字の大きさや書体を
変えることができます。
ビジュアル重視の本で、
書体や文字の大きさも含めて、
その本の情報として提供したいものだったら、
どっちにしろ画像にするしかないじゃないですか。
そんなのは今まで通りに紙の本で出せよ、
住み分けろよ、
ということになるのかもしれませんが、
電子書籍には、
「かさばらない」というメリットもあります。
検索できない、コピペできないものでも、
電子書籍で持っていたいと思う人が
今後は出現するかもしれません。
実際、雑誌をスキャンしてkindleに取り込んで
持ち歩いているという話が、
こないだの「2010年代の「出版」を考える」でも
出ていましたし。

電子書籍におけるコンテンツというものを
どういうふうに捉えるのかという問題に
なっていくんだと思いますが、
今、出版業界でガタガタ言っている、
電子書籍・電子出版問題は、
その辺のことが置き去りにされている感じで、
なんだかどうも気持ち悪い気がするんですよ。

まあ、過渡期ってことで、
ガタガタした後に考える時期が
くるのかもしれませんが。


ああ、グダグダになって、
なにを言いたいのかわかんなくなりましたが、
長くなったので、今日はここまで。

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コメント
この記事へのコメント
こんなのもありますだよ
PDFも・・・
というより、Adobeの動きが
読めないすね。
10年のうちに、Adobe/Google
がITの覇権を取るというのが大方の予想ですがね。Appleのジョブスしだいかな・・

http://448.jp/blog/article/860/
2010/02/18(Thu) 16:03 | URL  | aloha1 #-[ 編集]
aloha1さん、こんにちは
アドビもこんなことをやっていたんですね。
こんなことをやっていたのなら、iPadでFlashが動かないって怒るのも道理ですかねえ。
でも、PDFって、電子書籍とはなんだかちょっと違うような気がしてならないんですよ。
まあ、イメージだけですが。
2010/02/18(Thu) 20:25 | URL  | 管理人 #Enj21zdQ[ 編集]
PDFってページ単位意じゃなくてブック単位ですもんね。
なので、フォトショで、マクロを使って、ページ単位のJPEG出力を自動で処理して、それをe-bookに張るというサービスもあるとか。
AdobeがなぜかFlashPaperをWin7では動かさないのも関係あるかな・・
マイクロソフトもSilverぃghtでFlash対抗していきそう。
そのうちジョブスと組んだりして・・笑

2010/02/19(Fri) 17:01 | URL  | aloha1 #-[ 編集]
aloha1さん、こんにちは
PDFは仕事で使ってるせいもあって、どうしても「書類」って気がしちゃうんですよね。
電子書籍といっても、フォーマットがいろいろなのは、業界にとってもユーザーにとってもよくないことだと思うんですけどね。覇権争いとかやめてほしいなあ……
2010/02/23(Tue) 11:18 | URL  | 管理人 #Enj21zdQ[ 編集]
話題はかわって
北川さんが、ツイッタードラマを脚本したとか。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1002/23/news049.html
つまり、作家もシステムの挙動を観察して、そこでのことを書くという、なんだか楽チンな日々。
2010/02/23(Tue) 17:41 | URL  | aloha1 #-[ 編集]
aloha1さん、こんにちは
twitterドラマ、お手並み拝見というところですねえ。
twitterの影響力を考えると、あまりラクチンとは言えないと思いますが……
2010/02/24(Wed) 09:56 | URL  | 管理人 #Enj21zdQ[ 編集]
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