「THE TIGERS 2013」ツアーパンフ、来ました。

虎ツアーパンフ


これ見てたら、いろーんなことを考えちゃったので、
あれこれ書いてたら、また長くなってしまいましたよ。
超長文。


てか、これってツアーパンフなのか?
一応ツアーのセットリストらしきものは入ってるけど、
総ページ数292ページ?
ノンブルが入ってないんで一応枚数を数えたんだけど、
なんせこのページ数、正確なところはわかりません。
厚さ2センチでございます。
180ミリ☓180ミリの正方形という変形版。
カバーも見返しもない簡易製本ながら、
全ページコート紙のカラー印刷。ずっしり。
これで2000円は安いかもしれん。
写真はもうもう、これでもかってぐらい載ってますし、
さらに、ファニーズのころから解散までの
ライブのセットリストや、
1965年から始まる超詳しいタイガース年表も。
これは、噂で聞いたことがあるタローさんの日記から?
デビューしてからはもう、毎日の日誌みたいになってる。
忙しすぎたってのがここ読んでるだけでも伝わってきて、
こっちが息切れするレベル……ぜえぜえ。
写真は、ポスターや雑誌のグラビアに使われていて、
見たことがあるものも多いですが、
オフショットっぽい、
私は見たことないものもいっぱいでした。
圧巻は、各メンバーごとにそれぞれ見開きいっぱいに、
ぐわあ〜〜と散りばめられた写真写真写真写真………
これ、ジュリーは知り合いのデザイナーさんに
頼んだって言ってたようですが、

ほんっとうにお疲れ様でした>デザイナーさん

大変だったでしょうなあ〜〜
自分がこれをやること考えるとめまいがします。

子供のころやアマチュアのころの写真もあり、
さらに、最初と最後には今の彼らのうれしそ〜な
集合写真まで載っているという、
ファンの心鷲掴みの一冊です。
一日中見てても飽きない。
いや、本当に。
実際、昨日から私はこれを
ずーーーっと眺めておるわけですが、
何度も何度も見ちゃう。
ああ、かわいい。
なんでこう、男の子たちがごちゃっとくっついてると、
うれしい気持ちになるのか。
……ま、それを考え始めると長くなるんで、
今回はちょっと違う方向のお話です。

タイガースのころのジュリーを見てる時の気持ちと、
このあと、ソロになってからのジュリーを、
テレビの過去映像やらDVDやらYoutubeやら、
奇特な方々がネットにアップしてくださる
雑誌の切抜きやらで見る時の気持ちが、
どうも違うようだということに、ふと気付きまして、
これは一体どういうことなんだろう?
と考えちゃったのです。

タイガースジュリーはとってもかわいくて綺麗で
ドキドキもするんですが、
なんというか、遠い感じがするんですよ。
それに比べて、ソロジュリーは近い。
特に「勝手にしやがれ」から
40歳ぐらいまでのジュリーは、
もっと近い感じがする。
気持ち的に近しい感じ。
もちろんタイガースジュリーは、
年数的にもソロジュリーよりは遠いし、
なにより見た目が本当に子供ですからね。
ドキドキするって言ったって、なんつうか、
それこそ少女漫画の登場人物にときめくみたいな、
そんな感じなんですよ。
私の世界とは完全に切り離された別の世界の人。
かなり作り込まれたアイドルってこともあるんでしょうが、
そんな作り込みってことで言ったら
ソロジュリーのほうが作り込んでたわけで。
でも、
ソロジュリーは、私にとって、
少女漫画の男の子たちよりはもっと近い。
近いと言ってもそんなに親しくはないという感じ。
んーーとねえ……
小学校のころからずーっと近所に住んでて、
学校もずっと同じだったけど、特に仲良くはなかった男子…
そんな感じかなあ?

(あ、イメージですので。図々しいのは承知してますがご容赦を〜)

なんでかなあ、と考えていてピコーンと思い付いたのは、
私はタイガースのことをリアルタイムで知らないからだ、
ということです。

私は1962年生まれ。
タイガースデビューの時は5歳ですが、
そのころ、貧乏な我が家にはテレビがありませんでした。
うちにテレビ来たのは1970年ごろかな。
万博の映像は家のテレビで見た記憶があります。
あと、シャボン玉ホリデーのピーナッツさんは覚えてるので、
見てはいたんでしょうけど、
残念ながら、タイガースのことは全然記憶にありません。
実は、「君だけに愛を」を聴くと、
そのころ住んでいた家のお茶の間に置かれた
ラジオのビジュアルが脳内に浮かぶので、
たぶん、タイガースのヒット曲のあれこれは
ラジオでは聴いていたんじゃないかと思いますが、
映像としてのタイガースは覚えていません。
それに、年上の兄弟でもいれば、
そのへんの情報も入ってきていたのかもしれませんが、
私は長子。
両親も特に音楽に興味がある人達ではないので、
社会現象としては知っていても、
その音楽を聴こうとは思わなかったんでしょうし、
家で話題にもしなかったでしょうしね。
GSというものが流行っているということも、
私は知らなかったのじゃないかと思うのですよ。
なので、もしテレビで目にしても私の脳みそには留まることなく、
ツルーっと通りすぎてしまっていたんでしょうなあ。
しかし、ピーナッツさんやピンキーとキラーズ(恋の季節)は
覚えていて、歌も歌ってた記憶があるので、
そのへんは見て聴いてたってことですよね。
なのに、なんで! タイガースを! ジュリーを!
覚えてないのかっっ!!!

ああ、なんという残念な私!
本当にタイムマシンに乗って子供の私の後頭部を
叩きに行きたいものです。
ちゃんと見とけよっっ! おまえ!

私がリアルタイムで見て覚えているジュリーは、
「危険なふたり」のジュリーが最古だと思います。
1972年。わたくし10歳。
なんでそれを覚えているかというと、
あの白いジャケットを着て、ふわふわのファーを持ち、
「♪ぼっくにはでっきない〜まだあいしってるう〜」と、
くねくね歌うジュリーを見て、
うちの父親が「あんな格好で歌なんか歌えるもんか」と
文句を言っていたのと、
たぶん同時期のジュリーを見た母親が
「この人って綺麗だけど、ちょーっと顔が大きいのよねえ。
 でも、このぐらいのほうが舞台映えするからいいのかしら〜」
と言っていたので、
そのビジュアルとともに記憶に刻み付けられているんですよ。
なので、10歳のころの私にとってジュリーと言えば、
「くねくね」「顔が綺麗だけど大きい」。
(申し訳ない。でも言ったのはうちの親なのよー)
それから、ジュリーのことは、歌番組やドラマや、
漫画雑誌のグラビアや記事ページで、
私もコンスタントに目にしていて、
「ジュリー」という歌手がいるということは認識していました。
樹木希林さんの「じゅぅぅりぃぃ〜〜」は覚えてるし、
「危険なふたり」以降のシングル曲のあれこれは、
聴けば、ジュリーの歌う姿とともに脳内によみがえります。
しかし、このころの私は
漫画やアニメのほうに夢中になっていて、
ジュリーに限らず、
芸能人というものにさほど興味がなかったんですよ。

さっきの「近所に住んでる男子」に例えて言うなら、
ずーっと近所に住んでて学校も一緒だけど、
一度も同じクラスにならない人。
友達の友達からたまに噂話は耳に入ってくるけど、
遊び仲間のグループも違うし、
直接の接点はない人って感じでしょうかね。


それが急に近しく目に入ってきたのが、
「勝手にしやがれ」ジュリーです。
1977年。私が中学2年か3年のころ。
またさっきの例えで言えば、
それまではただの近所に住んでる男子で、
同じクラスになったこともなく、親しく話したこともなく、
その存在自体も忘れかけてたのが、
初めて同じクラスになったって感じ?
しかし、久しぶりに近くで見るその男の子は、
いつのまにか超人気者になっていて、
スクールカーストで言えばピラミッドの頂上に君臨する勢い。
オタクでメガネの目立たない女子である私は、
同じクラスとはいえ、仲良くなるどころではなく、
キラキラしたその姿を教室の端っこから眺めるばかり……
みたいな、そんな感じ?


「勝手にしやがれ」以降のジュリーは、
みなさん知ってのとおり、
テレビを点ければ必ずそこにいる、
ぐらいに出まくってましたし、
出す曲出す曲全部ヒット。
雑誌だって、本屋に行けばどれかには、
ジュリーが必ず載ってるって状態だったんですよ。
いかに芸能人に興味がない私ったって、
テレビ点ければ出てるんだから、見てましたよ。
次はどんな曲かな? どんな衣装かな?
ベストテンも始まったころだったんで、
今週は何位かな? って、本当に毎週楽しみでした。
中学から高校にかけての私の生活には、
特にファンではなかったけど、
いつでも近くにジュリーがいた気がします。
これは、同年代の一般的な日本人なら、
みんなそんな感じなんじゃないでしょうか。
歌謡曲ってものも、今よりずっと身近で、
しかも、ヒット曲っつうとみんな同じものを聴いてましたしね。

そんなこんな、それから10年ぐらいの間は付かず離れず、
なんとなーくジュリーを近くに感じていたような気がします。
テレビにも出ていたし、なにかと話題にもなりましたしね。
時々その存在を確認しては、「あ、ジュリーだ」と、
その時は喜んでテレビを見たり、雑誌の記事を読んだり。
そうして、リアルタイムのジュリーを見た最後が、
映画「夢二」でした。
その時も、久しぶりにジュリーを見たなっていう
感じだったかと思いますが、
それを最後にジュリーはぷつんと私の近くから姿を消します。
ま、私のほうから離れてったというだけなんですが、
それまでなんとなく近くに感じていたのが、
その存在を身近には感じられなくなってしまったのですね。
で、ほとんど忘れて17年。
実はお芝居をやっていたのは知っていたので、
すっかり舞台俳優になってしまったんだと思っていたのですよ。
私はジュリーの歌が好きだったんで、
そう思ったことでますます離れてしまっていたのです。
本当に申し訳ない。というか、もったいないことをしました。

そして、5年前の2008年の暮れ、
ジュリーは突然、また私の近くにやってきました。
またしても同級生妄想ですみませんが、
20年ぶりぐらいに出席した同窓会で再会し、
思わず「懐かしい〜」と話しかけてしまった、
という感じでしょうか。

今回のジュリー堕ちは、
この「出席した」って感じがぴったりな気がする。
前の「同じクラスになった」時は、自分の力ではなく、
学校のクラス分けで否応もなく近くに来るわけですけど、
まさに自分が「出席」して、
手を伸ばさなかったら出会えなかったもの。
これまで自分がやってきたこととは、ちょっと違うけど、
ま、こんだけ年数も経ったし、懐かしいし、
久しぶりなんだからと、こっちから声をかけてみたら、
向こうも意外に親しく「おお、元気?」なんつって、
こちらを覚えていてくれて、昔話に花が咲き、
他の同級生達も一緒にああだこうだと話してるうちに、
いつも近くにいた昔のこと、忘れていたことも、
いろいろ思い出してくるっていう、そんな感じ。


そんなふうに、「危険なふたり」以降のジュリーのことは、
同級生妄想までしちゃうぐらいに、
自分自身の過去とリンクさせて思い出すことができる。
というか、
逆に、当時のジュリーを見ると、当時の自分を思い出して、
あれやこれや懐かしくなったり切なくなったり。
だから、すごく近しい感じがするんですよ。
自分とずっと一緒に歩んできてくれたような感覚。
でも、タイガースジュリーはそうじゃない。
リアルタイムで見ていないから、
タイガースジュリーを見ても、
当時の自分を思い出すことはない。
なので、タイガースジュリーはなんとなく遠くて、
私とは違う世界の人って感じがするんですね。
でも、ジュリーとしては当然のことながら同一人物なので、
そこの違いに戸惑ってしまう。
とても仲良くなったと思っていた人なのに、
私の知らない過去のことがすごーく話題になってて、
しょうがないんだけど、
ちょっと寂しいっていうような、そんな感じ。
そこで、ジュリーは、
思い出を共有できない後追いファンの私のような者にも、
当時の膨大な画像と超詳しい年表を
このツアーパンフという形にして、
惜しげもなく手渡してくれて、
その空白の時代を埋めようとしてくれているのかもしれません。
実際には体験できなかったファン達は、
詳しい思い出話を見て聞かせてもらうことで、
当時を疑似体験することができる。
そんなような気がしています。

ああ、そうか。
だからジュリーはタイガースの再結成を
どうしてもやりたかったのかも。
ずっと歌い続けて、ずっと人気者でいたジュリーは、
いろんな時代で、その都度ファンを獲得してきたけど、
その誰もが、ジュリーの全ての思い出を
共有できているわけじゃない。
デビュー当時からずーーっとファンでいる姉様も、
ソロの時からのファンも、中抜けファンも、
ジュリーの全盛期には生まれてなかった若いファンも、
私のような中途半端な新規ファンもいる。
ソロの時代のことなら、
夜ヒットDVDのように過去の映像を出したり、
ライブで当時の曲を歌ったりすることで、
なんとか疑似体験させることはできるかもしれないけれど、
タイガースの思い出はジュリーひとりでは再現できない。
でも、タイガースがなければジュリーはなかったわけだし、
そこのピースも揃って初めてジュリーの思い出は完成する。
それをどの時代からファンになった人にでも、
みんなに見せて自分の全部の思い出を共有したかったのかも。
ま、そう意識してはいないと思いますけどね。
そうだったらうれしいなあという新規ファン心です。
でも、今回の再結成コンサートは、
当時のタイガースのコンサートに来れなかった人にも
見てほしいって、ジュリーは言ってたしね。

ええ、行きますとも。
12月3日の武道館。
それまでに、このツアーパンフを読み込んで、
45年前のタイガースの思い出を疑似体験して、
その仕上げに、今のタイガースのライブを見にいきます。
この体験は、今の私とリンクしている、
タイガースの、ジュリーの、近しい思い出になるはずです。

ものすごく楽しみです。

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