タイガース復活コンサートが近付いてきたので、
お勉強しなきゃ、とタイガースの曲のあれこれを
ここんとこ、あらためてじっくり聴いております。

で、今までは歌詞の内容までは、
踏み込んで考えてなかったのが、
じっっっくり聴いてみるってえと、
謎な歌詞が多いよ、タイガース。

少女趣味のアイテムや言葉を散りばめて、
全体ではぽわわ〜んな雰囲気を作ってますが、
ストーリーとして考え始めると、
これが、どーにもこーにも、
これって、どういう話なの?ってな歌詞が
結構あります。

まずは「モナリザの微笑」
(「まずは」とか言ってますが、続くかどうかはわかりません)
「雨がしとしと日曜日〜」って、アレですね。
これには、「僕」「君」「あの娘」と、
3人の人物が出てきます。
普通に考えれば、「君」「あの娘」は同一人物。
雨の日曜日の夜、「君」は出掛けていて、
まだ帰ってこない。
出掛けちゃって、
「僕」の元から遠く離れていても、
「僕」「あの娘」(=「君」)の心が欲しいんだ。
「僕」は泣きながら「あの娘」の笑顔を待っている。
要するに、早く帰ってきて〜!
ってな、そんな歌?
子供か!

でもね。
このシチュエーションをよーく考えていると、
だんだんわからなくなってくるんですよ。
「君の帰りを待っていた」ってことは、
「僕」「君」は一緒に暮らしてるんですよね?
じゃあ、待ってればそのうち帰ってくるはず。
なのに、「どんなに遠く離れていても」とかって、
大袈裟すぎじゃありませんかね?
ちょっとでも離れていたくない「僕」の純情?
いやいや、一緒に暮らしてるってのに、
待ってりゃ帰ってくるってのに、
こんな、もう会えない人に言うようなこと、
言いますかね?
「涙ポロポロ」とか言って、泣いちゃってるし。
このまんまの関係ってことなら、
この「僕」は、とんだヤンデレです。
それにね、この曲が発売されたのは1967年。
その時代、男女が一緒に暮らしてて、
女性のほうが夜出掛けてて、男が待ってるって、
どういうシチュエーションでしょうか?
彼女は久しぶりの同窓会で遅くなる?
お友達とお食事会?
実家に帰ってるとか?
いずれにしろ、なんだか急に所帯染みた話です。
「涙ポロポロ」とかかわいく言ってるのを普通に聴けば、
「僕」はそんなに年食ってるようには思えません。
しかも、歌ってるのも19歳の超絶美少年のジュリーですよっ。
じゃあ、「日曜日」ってキーワードから、
日曜日だから帰ってこない「君」って考えると、
「日曜日ぐらいは家族と一緒に過ごしたいの」
とかなんとかいう不倫関係?
「あなたは帰る家が〜ある〜」って、
いきなり10年の時を超えて、
「LOVE〜抱きしめたい」の世界に突入してますが、
しかし、女性のほうが
日曜日だから愛人宅にはいられないって、
どんなぶっ飛んだ女性なんでしょうか。
これも、1967年て時代を考えると難しいです。
あと、考えられるのは、
彼女のほうが働いてるカップルってことですね。
しかも夜。
てことは、「僕」はヒモ!?
これも、四畳半神田川か新宿裏通りかって
話になっちゃって、世界観が崩壊します。
だって、「壁にかかったモナリザ」だよ?
ここは素直に洋館とか、少なくとも洋室ですよねー。

と、まあ、いろいろ考えると、
どうも、「君」「あの娘」ってのは
同一人物ではないんじゃないかと思えてきます。
それに、「あの娘」が歌詞に出てくるところ、
「どんなに遠く離れていても」のとこって転調してて、
それまでのマイナーからメジャーになってるんですよね。
それは、ここの歌詞の世界は、
その前までの世界と違う世界のことを歌ってるって、
そういうことを表してはいないでしょうか?
前半には「雨」「一人」「笑顔忘れてる」と、
なんとなーく暗いイメージを連想させる言葉が
連なっているのに、
転調して明るい曲調になり、
「どんなに遠く離れていても」って、
どんな困難があっても
「僕はあの娘の心が欲しい」って言ってんですよ。
またすぐに元の調に戻って、
「涙ポロポロ」とか言っちゃって暗く終わるんですが、
それもやっぱり、理想と現実の違いっていうか、
離れてるあの娘=理想
君を待ってる暗い部屋=現実
ってことなんじゃないですかね?
それに、「君」という呼び方って、
微妙に距離がある感じがしませんか?
親しいっちゃ親しいんだけど、
なんだかちょっと「僕」とは立場が違う感じ。
それに比べて「あの娘」は対等か、
ちょっと「僕」よりも下な立場で
そしてすごく親しげな間柄に聞こえます。
「僕」の大事な思い出の中の人の話をしている感じ。

てなことをあれこれ総合して、
「モナリザの微笑」
JUNE風耽美物語で解釈してみました。
(歌詞カードに「あの娘」とあるのは気にしません。
 歌詞ですからね。耳で聴いたなりですよ。
 私の耳には「あの子」と聴こえてましたし!)


完全に私の妄想ですので、覚悟してお読みください。




「僕」は幼馴染で仲良しの「あの子」(JUNEですので男です)と、
ずっと一緒にいようねと誓い合っていたのに、
ある時、「あの子」「僕」に納得のいかない別れを告げ、
「僕」の前から姿を消す。
裏切られたと思った「僕」は、
傷心の「僕」を慰め、
「私のもとにくれば君に不自由はさせないよ」という、
「君」の誘惑にフラフラと乗ってしまい、
気付いた時には「君」の館で軟禁生活を送ることに。

あー、設定としてはちょっと昔のヨーロッパというか、
「風と木の詩」あたりの時代背景ですかねー(いい加減)

「あの子」に裏切られたと思っている「僕」
「君」の言いなりになって暮らし始める。
勝手に出歩く自由だけがなく、
あとはなんでも願いが叶う生活。
「君」はお金持ちなんですかね)
一緒に暮らしているうちに「君」の秘密を知った「僕」
「あの子」「僕」から去っていったのは、
「君」の陰謀だったということを知るが後の祭り。
もうどうしようもないと投げやりになっている。
「僕」「君」のことを愛してるわけではなく、
むしろ憎んでもいるけれど、
それでも、ひとりぼっちは寂しいから、
雨の夜なんかは特に
早く帰ってこないかなと思ったりしてる。
陰謀を巡らしてまで自分のそばに置いておこうとしたぐらい
「君」「僕」のことを愛しているから、
「僕」がそばにいる限り、
「君」「僕」の言うことならなんでもきいてくれる。
「僕」はそんな「君」の心を弄んで、憂さを晴らしたり、
暗い喜びも知ってしまっていた。
でも、そんな時ふと思うのは、
広い野山や明るい小川のほとりで
一緒に遊んだ「あの子」のこと。
こんな贅沢な暮らしより、
「どんなに遠く離れていても」
「僕はあの子の心が欲しい」
でも、それは叶わない願い。
陰謀のせいとはいえ、
「あの子」「僕」の元から遠く離れていった。
「僕」はいつでも「あの子」の笑顔を待っているけど、
でもでも、こんな汚れてしまった「僕」にはもう、
「あの子」は似合わない。
涙がポロポロ流れてしまう。
なにもかもを諦めた、なにも映していない瞳で、
壁に飾ったモナリザを見ているじゅり
今夜はモナリザも微笑みかけてはくれない。
今夜何度目かの溜息をついたじゅりの耳に、
コンコンと窓ガラスを叩く音が聞こえる。
不審に思いながら窓を開けると、
そこには雨に濡れそぼったしょーけんの姿が。
「ど、どうしたんだ、おまえ」
「やっと見付けた。迎えに来たよ。
 俺、やっぱりおまえがいないと…」
「びしょ濡れじゃないか。こっちに入れよ」
久しぶりに会えた嬉しさを隠しきれず、
部屋の中にしょーけんを引っ張り込むじゅり
「自分勝手に別れようなんて言ってごめんよ。
 俺が悪かったよ。一緒に逃げよう、じゅり」
しょーけんは誰のせいでふたりが別れることになったかは、
知らない様子。
このままなにも知らないほうがいいのではと迷うじゅり
「なに迷ってんだよ。
 俺といるより、やっぱりこの贅沢な生活のほうがいいのか?」
「そんなことない! しょーけん……!!」
抱き合うふたりの耳に、
近付く馬車の音が聞こえる。(馬車?)
「隠れて」
カーテンの陰にしょーけんを隠すじゅり
「ただいま、じゅり」
部屋に入ってきた男の口元のヒゲを見て、
思わずカーテンの陰から飛び出してくるしょーけん
「じゅりを俺から奪ったのはおまえだったのか!」
全てのカラクリを見破ったしょーけんは、
じゅりの手を取って、窓から逃げ出す。
「待て! じゅり。しょーけん」
ヒゲが窓に駆け寄る。
雨の中、手を取り合い立つふたり。
「あんたが俺に役者のほうが向いてるとか言ったのは、
 こうしてじゅりだけを自分の手元に
 置いておきたかったからなんだな。
 あんたの言葉を素直に聞いた俺がバカだったよ」
「ごめんね。ヒゲさん。あんたのこと愛せなかったけど、
 でも、嫌いじゃなかったよ」
手を繋いで雨の中を駆け出すふたり。
「待て。待ってくれ、じゅり。
 俺はおまえの心が欲しかったんだ。
 おまえの笑顔を待ってる……
 いつまでも待ってるよおおーーー」

……………
  ……………
    ……………

あ、すいませんすいません。
いろいろ混ざりましたが(笑)、
「モナリザの微笑」はだいたいこんな話ってことで。
(そうか?




※修正(2013.11.24 13:44)
「モナリザの微笑」は1968年じゃなくて
1967年発売でしたね。
数字の修正ついでに、文章とか改行のおかしいとこも
ちょこっと直しました。




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コメント
この記事へのコメント
ゆうさん~。
モナリザの微笑妄想、ありがとうございます。
じゅり・しょーけん、と来てヒゲさんwwやっぱり悪役。
だけど、なんかかわいそうで笑えました。

「世界はボクらを待っていた」やっと完読。
来週にはその続き・・武道館が!楽しみですね~♪
2013/11/25(Mon) 16:42 | URL  | kinpira #-[ 編集]
kinpiraさま、こんばんはー
「モナリザの微笑」JUNE妄想、楽しんでいただけましたか?
ヒゲさんははちょっとかわいそうな悪役が似合うんですよ(ひどいw
でも、じゅりを愛しちゃってるからしょうがないんですよね。(妄想)

「世界はボクらを待っていた」私も読みました。
読んで、すごくいろいろなことを考え中なので、
近々まただらだらと書くと思います。

武道館もうすぐですねー。
その前にDVDも!
もう、楽しみが次々とやってきてどうしましょう状態です。
がんばってジュリーに付いて行きましょう〜。
2013/11/25(Mon) 19:57 | URL  | ゆう(管理人) #-[ 編集]
可笑しすぎ~
*モナリザの微笑*
難解な歌詞だったのね><

~って今更アナタ・・・
当時、日本中の少女が何の疑いも持たず
*君もあの子も*ただ自分=ひとり のことを
じゅりが歌ってるとうっとりするだけ~ 

だったのに、46年後には多くの矛盾や疑問が・・・
そう、確かにありますわね^^

~ってな中で、ヒゲの登場に大笑い。
しょーけんとじゅりが手をつないで逃げるシーンに思わず拍手。
雨はもう大ぶりに変わってる?
二人とも風邪ひかないでね~^^

46年の月日が流れ・・・
感動の武道館で妄想しない様に気をつけようっと。
2013/11/30(Sat) 12:05 | URL  | さりっぺ #HW0Z8/Wo[ 編集]
さりっぺ さん、こんにちはー
そうですよねえ。
当時の乙女達はみんな、ジュリーが歌う「君」も「あの子」も「あなた」も、自分のこととしてうっとりぽわわ~んだったのですよね。
こんな妄想をしてしまって申し訳ありません。

ヒゲさんには定番の(?)悪役で登場していただきました。
私の中ではどうしてもそんな位置付けなんです。
現実でもジュリーを泣かせた人ですしね。

妄想の中の「しょーけん」は、「サリー」にも置き換え可能です。
武道館でも仲良しなところを見られるかなあと期待しています。
もうすぐですね。楽しみです。
2013/12/01(Sun) 11:31 | URL  | ゆう(管理人) #-[ 編集]
あははは!!
久しぶりに、こちらにきて、笑ってしまいました。
いやあ、私ショーケンがでてきたところで、きっと、悪役はひげさんだ! と 分かってしまいましたわ。 
武道館では 楽しかったそうですね。おまけに、サリーとジュリー、仲のよいところをみせつけたそうじゃ ありませんか。うふふ。で、アンコールのTシャツもおそろいですって!? 
2013/12/07(Sat) 06:08 | URL  | nekorin #-[ 編集]
nekorinさま、こんにちはー
まー、ショーケンとジュリーの仲を裂くって言ったら、あのヒゲさんしかいないですからねえ(笑)。
どこか憎めない悪役が似合うお人ってことで。

武道館、楽しかったですよー。
そう! サリーとジュリーの仲良しっぷりも堪能できました。
今回のツアーでのみんなの役割を紹介していって、
サリーの時には「今回サリーはなんにもしてくれてません」と一旦拗ねておいて(笑)、
「でも、いてくれるだけでいいんです」とか。
ピーのソロでジュリーがドラムを叩いていた時に、「大丈夫?」って感じでドラムに近付くサリーとか。
それに、ドラムとギターふたりがフリーダムで(笑)、テンポがずれていくのをサリーのベースとジュリーのボーカルが頑張ってまとめていて、それをふたりだけの絆として私の脳は受信してまいりました。
あと7ヶ所で、どんな仲良しっぷりを見せてくれるのか楽しみですねー。
2013/12/07(Sat) 09:50 | URL  | ゆう(管理人) #-[ 編集]
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