突然ですが、私はプラモデルが好きです。
子供の頃は、ヤドカリ(!)から始まって、
お城や屋台(?)や戦車とかとか、
結構いろいろ作った記憶があります。
小さな部品が多ければ多いほど燃える
萌えるではなく燃えるです)
箱を開けたときのワクワク感が大好きでした。
それから大人になって、
ずっとそのワクワクからは離れて生きてきたわけですが、
一昨年、「タイバニ」
バニーちゃんのプラモデルを手に入れまして、
その箱を開けた途端、
一気に数十年の時を飛び越えてワクワク感がよみがえり、
夢中で組み立て、
バニーちゃんひとり作っただけじゃ物足りなくて、
今、うちの棚はこんなんなってます(笑)。

タイバニプラモ

あー、楽しい。
今はガンプラに手を出すかどうか迷い中。

で、ですね。
このワクワク感というのは、
文フリやコミケとかで売るための
手作り本を作っているときも感じていて、
できあがりの形を思い描きながらパーツを作り、
手触りや仕上がりを考えて紙を選び、
効率を考えつつプリントし、
切って折って貼ってホチキスで止め……
という作業がものすごく楽しい。
パソコンの画面上で作られた「データ」が、
「紙」という物質になり、
ばらばらだったページや表紙が順番に並べられ綴じられて、
「本」というものになる。
その「完成!」という瞬間はもちろん嬉しいんですが、
私は、作っている過程がなによりも楽しいので、
完成してしまうと、ちょっと寂しい気持ちになります。

なので、この制作途中のワクワク感を
なんとか表現できないものかと考えたのが、
7月5日のポエケットで展示販売する
【双花町についてあなたが知り得るいくつかのことがら
 paper version 2】

です。

紙版2-箱


厚紙でA6版ほどの大きさの箱を作り、
その中に、Kindle版の【vol.2】の内容から作成した、
章ごとに違う形の小さな冊子やカードや
手紙やパンフレットを入れました。
ある冊子はちゃんと綴じられてなかったり、
順番が明記されていなかったり、
小さかったりヘンな形だったり……
うっかりすると、どれがどこにあったものか、
どれとどれが組み合わさっていたのか、
わからなくなります。
なにかを紛失してしまってもわからないかもしれません。

箱を開けた状態は、↓こんな感じです。

紙版2-中身

プラモデルの箱を開けたときのワクワク感が、
少しは表現できたのではないかなあと思います。

この
【双花町についてあなたが知り得るいくつかのことがら
 paper version 2】
は、
Kindle版【vol.2】の内容を元にして作成したものですが、
「元にして」といっても、Kindle版を完成品としたら、
この【paper version 2】は、
その完成の2段階ほど前の、
私の脳内の状態とも言えます。
川口さんのテキストと芦田さんの写真は、
まだきちんと関連付けられてなく、
パートごとの関係も曖昧で、
うっかりするとばらばらになりそうです。
どこに入れようか迷っている写真もあります。

まさに、これから組み立てられるパーツたち。
これらのものたちを最終形にするのは、
手に取ってくださる「あなた」です。
Kindle版と見比べてその違いや同じ箇所を探るのもよし、
テキストの順番や写真の組み合わせを変えて
自分なりのイメージを膨らませるもよし、
すべてをシャッフルして偶然にできあがる物語を楽しむのもよし……。
どんなふうに楽しむかは自由です。

また、ご購入の際には、6枚の写真の中から3枚を選んでいただきます。

紙版2-写真

自分で選んだ3枚の写真と、
選ばずに手元にないうろ覚えの写真たちも含めて、
テキストと写真を組み合わせ、
あなただけの「双花町」を作る楽しみを体験してほしいなあと
思ったりしています。

Facebookページに投稿されたこの写真は、
昨日うちで川口さんと芦田さんと私で、
紙を切って折って貼って綴じて……
という作業をしていた途中の様子です。

【双花町についてあなたが知り得るいくつかのことがら paper version 2】の制作風景です!

Posted by 双花町についてあなたが知り得るいくつかのことがら on 2015年6月28日


私は手作り本を作っているときの、
このぐらいの段階が一番好きです。
それぞれの、まだ未完成のパーツが
ばらばらに置かれているこの状態、
足りないものはないか、
間違った順番になってはいないか、
別々にプリントしたものの大きさは合っているか
ここからどういう手順で作業すれば
効率よく間違いなく完成させられるか……
考えることがいっぱいあって、
やることもいっぱいあって、
不安でめんどくさそうでワクワクします。
しますよね? ね?

本当は、この状態をそのまま届けたいのですが、
おひとりおひとりの方に手に取ってもらって
値段を付けて買っていただくためにはそうもいかず、
ワンセットを箱に詰めることにしました。

でも、最後の3枚の写真は購入の際に、
ご自分で選んでいただくことで、
「これでよかったのか?」
「足りないものがあるんじゃないのか?」
という不安な気持ちも体験していただきたいなと思うのです。


……という、かなりめんどくさいことを考えた
【双花町についてあなたが知り得るいくつかのことがら
 paper version 2】

ですが、手に取るだけでも見るだけでも、
ポエケットの「稀人舎」ブースにおいでいただけると
嬉しいです。

当日は、【稀人舎通信】のバックナンバー
(6号、7号、8号、改1号、改2号)と、
川口晴美さんとそらしといろさんの
【詩は萌えているか!?】
川口晴美さんの既刊詩集、
そらしといろさんの既刊詩集も並べます。

どうぞよろしくお願いします。

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