川口晴美さんの最新詩集「Tiger is here.」が、
高見順賞を受賞されました!




おめでとうございます!

自慢ですが、
この本は私が装幀を担当したんですよ。
と言っても、
川口さんや編集さんや社内のデザイナーさん、
みんなで相談しながら作った本ですので、
「装幀」として私の名前が入ってはいますが、
まー、実際に作ったのは、
この本に関わったみんなということです。

そして、装画は漫画家の山中ヒコさん。
山中ヒコさんは、今連載中の
「死にたがりと雲雀」が話題ですね。

「Tiger is here.」というタイトルに合わせて、
虎と人物を絡めたイラストを、
という川口さんのリクエストで、
こんな素敵なイラストを描いてくださいました。
私は山中さんが描くキレイ系の男の子キャラが大好きなので、
それが虎と、しかもスーツで! なんて、
上がってきたイラストを見た時は、
「ひゃああ〜」
と声が出ましたよ。しゅてき〜〜

しかし……
普通、詩集には、こういったイラストで、
しかも人の顔が大きく描かれたものは、
表紙に入れにくい、ということで、
デザイン案は紆余曲折。
あれこれとディスカッションを重ねた結果、
結局、一番詩集らしくない(笑)、
こんな装幀になって完成しました。
編集さんの英断にびっくり、そして感謝です。
タイトルの入り方、オビのデザインも、
今までの詩集にはあまりないものになったと思います。
(タイトルはBLコミックの装幀を意識したんですよ…)

しかも、内容も今までにない、
タイバニという「アニメ」や、
アダム・ランバートという実在の洋楽スターの
歌やライブを題材にした詩が入ったもの。
というか、そういった内容だからこその、
この装幀だったんですけどね。
完成した本を手にして、川口さんと
「攻めてるねえ」「草分けだねえ」と、
ふたりで震えたことを覚えています。

そんな、およそ詩集らしくない、
こう言ってはなんですが、
古いタイプの詩を読む方々には
受け入れがたいかもしれないこの詩集が、
高見順賞という大きな章を受賞したことは、
大げさでなく、現代詩界にとって、
ものすごく大きな事件なんじゃないかと思います。
これをきっかけにして、
現代詩がもっと自由になって、
もっと多くの人たちに読まれるようになったらいいなと思います。

「現代詩」というと、難解なんじゃないかとか、
文学的素養がないと読めないんじゃないかとか、
難しく考えてしまい、とかく敬遠されがちかと思いますが、
川口さんの詩は全然難解じゃないです。
平易な言葉で、でも美しく描かれた情景は、
すんなり思い描けるし、
読んでいるうちにその世界の中に自分も入り込み、
「私」や「あなた」になったり、
一緒に行動したりしているような感覚で読み進み、
読み終わったあとには、今までになかった世界が
自分の中にも生まれている、そんな詩たちです。
タイバニで興味を持った方も、
アダムで興味を持った方も、
ぜひ一度読んでみていただきたいと思います。

というところで宣伝。
2014年5月に発行した【稀人舎通信改1号】には、
「Tiger is here.」の中の、
タイバニを題材にした2篇の詩が掲載されています。



ツイッターで宣伝したところ、
さっそくご注文くださった方がいて、
今は在庫がなくなっていますが、
Amazonの表示のとおり、今ご注文いただければ、
9〜11日ぐらいで発送できるのではないかと思います。
よろしくお願いします。

川口晴美さんは、「稀人舎」の同人活動に
最初のころから参加してくださっていて、
現在Amazonで扱っている、
【稀人舎通信SPECIAL6号】
【稀人舎通信SPECIAL7号】
【稀人舎通信SPECIAL8号】
【稀人舎通信SPECIAL9号】
【稀人舎通信SPECIAL10号】
【稀人舎通信改2号】

と、すべての座談会に参加してくださっていて、
それぞれに興味深いお話をしてくれています。
【7号】には、親子を題材にした詩も掲載しています。
興味持たれた方はぜひ読んでみてくださいませ。


あ〜〜、嬉しい。


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