今年は本当にいろんなことがあって、忙しいというよりも心の余裕がなくて、全然まったく予定していたことができなかった1年でした。とほほ。
いろいろのめんどくさいことは今年中に終わったはずなので、来年こそは、今年の年頭に表明したようなことが実現できるようにがんばりたいと思います。

てかさー、今年の元旦の所信表明では

就職するという道も考えてみたのですが、
今まで私がやってきたことと、
【稀人舎】という名前でなにかできないかと、
今年一年ぐらいは、あれこれ模索してみようかと。
具体的には、やっぱり紙の本を作ることですが、
これで私が暮らせるぐらいにはお金が稼げないかと、
もうちょっとジタバタしてみますので、


とか言ってるんだよね。
本当は今年1年いろいろやって、それでも稼げなかったら来年からは就職活動しよう、フリーのデザイン仕事もやめて、稀人舎もたたんで、フルタイムの仕事を探そう……と思ってたんですけどね。今年は「いろいろ」どころか、ほぼなーんにもできなかったので、就職活動は1年先延ばしになりました。これはいいのか悪いのかわかりませんが、とりあえず来年1年いろいろやってみたいと思います。

なーんて言ってても、またものすごく大変な出来事が持ち上がって、1年後にはまたまたなーんもできなかった!と言ってるかもしれませんが……。
自分の人生が自分でもどうなるのかさっぱりわからないので、ドキドキワクワクです(ワクワクじゃねえよ)。

そんなこんなで新刊本を作る余裕もなく、今年の冬コミはサークル参加の申し込みをしなかったので、7年ぶりに一般参加のコミケです。(行くことは行く)
そして、明日は実家に帰省します。正月に帰省するなんてのも10数年ぶり。これもドキドキです。

なので、年内のご挨拶はこれで。

今年中は大変お世話になりました。
来年も(来年こそ!)どうぞよろしくお願いいたします。


これは【萌え談義】カテゴリでいいのか?という疑問はあるのだけど、私にとってライブは「萌え」ですので!(こじつけ 笑)

ROCK'N'ROLL GYPSIESというバンドの、年末ライブに行ってきましたよ。これは「恒例」と言ってもいいのかな? 私がGYPSIESのライブに行き始めて、もう3回目の年末12月23日のライブでした。
あいかわらずかっこよかったです!

20171223GYPSIES看板 20171223GYPSIESステージ


ROCK'N'ROLL GYPSIESは、ザ・ルースターズという、1980年代を中心に活動していた、「伝説の」と今だに言われるバンドのメンバーが中心のバンド。
私が大好きな「NEON BOY」は、後期ルースターズ(THE ROOSTERZと表記される)の曲ですが、この曲は1986年のリリース当時に聴いた記憶があります。「聴いた」っていうか、たぶんテレビで流れたPVかなんかで「見た」んだと思う。
んで、「なにこれかっこいい!」って思い、さらにそこでギターを弾いている、見た目ビジュアル系な下山淳という人が、自分と同じ鶴岡出身だということを知り、「なんと! こんなかっこいい人があのド田舎にいたのか!」とびっくりしたという記憶はあるんですが、なぜかそれ以上ルースターズのことを掘り下げようとはしなかったんですよね。「NEON BOY」以外の曲をちゃんと聴こうともしなかったしライブにも行かなかった。今思えば「なぜ!?」と残念でしょうがないんですが、当時は仕事を始めたばかりで忙しかったし、他にもいろいろライブに行ってたりして(ゼルダとかボ・ガンボスとか行ってた)、さらに手を広げる余裕がなかったんですよね。残念だー。

で、そのルースターズは1988年に解散してしまったんですが、そんなことも全然知らず、同郷の下山さんのこともすっかり忘れて20年以上。
2008年の暮れに私は突然ジュリーのファンになったわけですが、そのジュリーのバックバンドに、なんと! ルースターズの下山淳がいたわけですよ。びっくり。

ええー、下山淳て、あの下山淳???

てなわけで、ジュリーのライブでは、ジュリーはもちろんですが、下山さんのギターを聴いて、下山さんのお姿を見られるのも楽しみに通っていたんですよ。ジュリーのバックではスーツ姿だったんですが、下山さんのちょっとドレッシーなスーツとブラウスがすごーくかっこよくてさ〜。ギター弾いてるときの、なんかふわふわ〜っとした独特のアクションも、ずっと見てるとやみつきになるかっこよさなんですよ。アップストロークで弾いたあとの腕の角度とかね…(細かい)。
その後、2013年には泉谷しげる&LOSERの復活ライブにも行き、「うわ〜、こんなのもやってたのか〜〜」と感涙にむせび……。だってメンバーがメンバーが!
吉田建(B)、村上ポンタ秀一(D)、仲井戸麗市(G)、下山淳(G)
ですよ!! うわーーーー! なにこの豪華メンバー。
なんで、1988年当時にこのバンドの存在を知らなかったのか! まー、泉谷しげるには興味がなかったしな……。すまぬ。またLOSER復活してくれないですかね。吉田建さんもチャボもかっこよかったし、ポンタさんのドラムは昔から大好きなんですよ。

そんなこんなを経て、ジュリーのバックバンド「鉄人バンド」以外での下山さんのギターをもっと聴きたいな〜と思っていたら、ROCK'N'ROLL GYPSIESの存在を教えてくださる方がいて、2015年5月の蔵前のライブハウスでのライブに行ったのが、私のGYPSIES初体験です。

これが! もう! ほんとに! かっこいいんですよ!!

オールスタンディングの小さいハコのライブなんて本当に久しぶりだったんですが、MCほぼなしで爆音バリバリの、しかも安定の素晴しい演奏がずっと続くとか、うーわーー、最高。昔よく行ってたライブを思い出したりもして、この、エレキの爆音で頭の中がいっぱいになってなんも考えなくてよくなる感覚とか、ずっとずっとその中に浸っていたい気持ちとか、あー、ライブハウスってこんなだったなーって。

そのときは下山さん以外のメンバーのことはほとんど知らなかったんですが(池畑潤二って名前聞いたことあるな〜誰だっけな〜ってなって、あとになって吉川晃司と布袋寅泰の、あのCOMPLEXの当時のドラムだったことに気付いたりしたけど)、「GYPSIESかこいい!」ってなってライブから帰ってからYouTubeを漁り、ルースターズのステージや、ジプシーズのライブハウスでの動画などを見ていろいろ勉強してたんですがね、それ見てたら、かつては全然注目してなかったボーカル&ギターの花田裕之さんが気になってきまして……。

かっこいいじゃん!!

下山さんが綺麗系の美人さんとしたら、もっと男っぽい方のイケメン。なぜか80年代当時は全然目に入ってなかったんですけどね。若い頃の写真とか動画を見ると甘い感じのアイドル系ハンサムさんなんだけど、私は年取った今の顔のほうが好きです。背も高くて足も長くて、ファッションショーのモデルさんをしてたりしたんですってよ。

で、そんな知識なども詰め込んで迎えたのが、2015年の12月23日。ちょうど2年前の年末ライブでございました。事前に「花田さんかっこいいじゃん」と言っていた私は、一緒に行った人たちに花田さん前の位置を確保させてもらい、ずっと花田さんを見てまして。

ええ、堕ちました(笑)。

「クレイジーロマンス」で堕ちました。この曲はこのときが初聴きだったんですが、これを歌うときの花田さんの声がもうね、かっこいいんですよ! もちろん曲もかっこいい。

てなわけで、それから2年半ほど、スケジュールとお財布が許す限りGYPSIESのライブに行き、下山さんのソロライブも花田さんのソロライブも、花田さんが別メンバーとやっているbandHANADAっていうバンドのライブにも行くという、幸せなライブ三昧をしています。

で、3回目のGYPSIES年末ライブが昨日のライブでした。
花田さんはあいかわらずかっこよく、下山さんのギターはなんだか今までよりもノリノリで、ちょっとアレンジを変えてきたり、それに煽られてか花田さんのギターソロも気合い入ってるみたいでした。
ソロのときに、ちょっと「ぬおおっ」って顔をしてたんですよっ。ちょっとですけどね。いつもはあんまり表情を変えないクールな感じで弾いてるんだけど、昨日はちょっとぬおってたように見えました。どの曲だったか(「Ho Train Boogie」だっけ?)、花田さんの渾身のギターソロのあとに下山さんが拍手をして客席を煽ったのもよかったです。もちろん思いっきり拍手しましたとも。
あとね、下山さんボーカル曲の花田さんのギターソロはなんだか優しくて、私はいつもぽわわ~んってなって聴いてるんですが、昨日は特に優しく聴こえましたほほほ。
あ、あと、9月のライブに続いて「NEON BOY」もやってくれて、うきゃーー!ってなりました。なにしろ私がリアルタイムで聴いて知っていた唯一のルースターズの曲ですし、なによりもこの曲はかっこいいですからね。あのイントロが始まった途端アガる。きゃーきゃー。

という、私のGYPSIES&花田さん堕ちの経緯と、レポになってない昨日のライブの報告でした。
あ、昨日のライブ後には次のライブのチケットも販売していて、速攻で買いましたとも! 3月16日下北沢GARDEN。楽しみです。


しかしね……、ジュリーに堕ちてからというもの、いろんな「萌え」の扉が開いてしまい、次々といろんなものにハマっていってて、我ながらヤバい(笑)。ハマること自体は楽しいからいいんですが、お財布がヤバい。
働きます。


ジュリーのシングル曲をネタにして、
昭和の女性が負わされていた女性像を考えてみよう


という無謀なことをやっております。
どこまで続くかわかりませんが、
途切れ途切れにでもやっていこうかと思います。

カテゴリは【ジュリーの曲で考える昭和女性幻想】
できれば、最初から順番に読んでいただけると嬉しいです。




「君をのせて」から「コバルトの季節の中で」までの
17曲の解説を載せた
「ジュリーのシングル曲でたどる昭和女のイバラ道1971~1976」は、
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英語曲なので、サクッとやりますよ。サクッと。
だいたいこの曲のことは、シングル曲ベストアルバム「A面コレクション」を聴くまで全然まったく知らなかったですしね。この曲って、日本のテレビで歌ったことはあるんでしょうか? YouTubeとかでも見たことない気がします。

これは、1977年7月30日に当時の西ドイツで先行リリースされ、その後8月1日に日本でも発売されたものだそうですが、これのほんの1ヶ月後の9月5日には「憎みきれないろくでなし」がリリースされているんですよ。売る気が全然見えません。せっかく録音したんだから「勝手にしやがれ」で勢いに乗ってる今なら英語曲も売れるんじゃないかって目論見で出した、とか? でも、それならレコード大賞を受賞したあとに「あのレコ大受賞のジュリーはドイツでも人気!」とかで売り出したほうがよかったんじゃ?
それとも、もしかして西ドイツで発売するにあたっての契約上のなにか(日本でもリリースすることとか?)があったりしたんでしょうか。
どっちにしろ、とても中途半端な時期ににひっそりと発売された曲ですよね。

でも、ジュリーがフランスやイギリスでレコーディングしてデビューしてたっていうのは(ファンになってからですが)知ってましたが、ドイツでも?ってなって、ウィキペディア先生に尋ねてみたら、フランス、イギリス、ドイツの他にも、スイス、カナダ、オーストリア、ギリシャ、ノルウェー、ベルギー、オランダ……などなどでもレコードを発売してて、ジュリーったらグローバルだぜ。
これは、あれかな? 一箇所と契約するとヨーロッパ各国で自動的に発売されるとか、そういう仕組みがあったとか? それともナベプロの力? なんにしてもすごいです。
フランス以外では全然売れなかったみたいなことをジュリーも言ってましたが、でも、全然って言っても1枚も売れなかったなんてことはないと思うので、約40年前のヨーロッパのどこかでジュリーの歌声を聴いていた女の子がいて、私が今、40年前のジュリーの曲を聴いて「うおう! 懐かしー」と、当時のテレビの中のジュリーの姿とともに当時のことをあれこれ思い出してるみたいに、遠い国でもジュリーが大事な思い出の一部になってる人がいるのかもと思うと、不思議な気がします。もしかして、レコードもまだ持っていたりしてね。
国境を越えたジュリーファンの集いとかやってみたいものですなー。
あ、facebookでは、フランス人の方が作ったジュリーページがあって、グローバルな交流がされてるようなんですが、フ、フランス語……(うぐぐ

さて、この歌詞ですが、1977年の日本では阿久悠氏によって青年漫画かフランス映画かっていう大人世界に行ってしまったジュリーですが、ここではまだ少女漫画しているようです。
「Starlight」「tenderly」「Perfume」「Promising love eternally」「Teardrops」「flowers」などなどなど、キラキラした単語のオンパレード。しかも、これらはすべて「Memories」=思い出なんですよ。それも「Lost」=失われてしまった思い出です。
「you’d gone」だし「we said goodbye」だし。
んでもって、「Bring back my memories」「Love that can never be Lived again …」と、「僕の思い出を戻してよ」「僕の思い出はどこにあるの?」「もう蘇らない愛…」とかなんとか、この曲の主人公は思い出に縋りつつ、ぐだぐだとじゃなかった切々と嘆き続けています。
ヨーロッパでのジュリーは、1977年でもまだ「追憶」当時のイメージのようです。
恋人を失ってしまった悲劇の王子様。
ヨーロッパではそういうキャラで売っていたということでしょうか?

日本人は若く見られるらしいですし、ジュリーのあの容姿から、ターゲットは十代の少女たちってことで(フランスだったかの当時の少女向け雑誌に載ってるジュリーのレコードの広告を見たことがあります)、こんなキラキラな歌詞になったのかなあと思うんですが、てことは、和洋問わず当時の少女向けってのは、「お星様」「お花」「涙」が定番で、ヨーロッパの少女たちもそんなものたちを見たり読んだりして、ぽわわ~んてなってたんでしょうか。
70年代日本の少女たちには、ヨーロッパあたりの(実はどこのことなのかよくわかっていなかったりしたんだけど)外国には、お星様や大量のバラの花がキラキラしている日常があって、そこにはジュリーみたいな顔した金髪の王子様がいて……っていう憧れがあったわけですよ。
それが、その憧れの地であるはずのヨーロッパの女の子たちも同じように、お星様やお花が舞い散る世界に憧れていたのかもしれないと思うとおもしろいですね。
乙女の妄想は万国共通?
ほんと、ヨーロッパ方面にまだいらっしゃると思われる(かつての)ジュリーファンの方々といろいろ語り合いたいものです。

ところで、この英語詞は中学生レベルでも難なくヒアリングできるぐらいの単語と文法でできていて、英語難民の私でも曲を聴いてるだけで意味が取れるありがたさなんですが、念のためと思って(自分の英語力をとことん信じてないのでね…)要所要所をグーグル先生に翻訳してもらったところ、「Bring back my memories」は「私の記憶を取り戻す」、「Where are my memories」は「私の記憶はどこにあるの?」と訳してくれちゃいまして(笑)、いきなり70年代少女漫画の定番「記憶喪失」ストーリーに!

事故か病気で、これまでの記憶をなくしてしまった主人公・ジュリー。実は困難な恋の相手であるヒロインとやっとのことで想いが通じ合ったところだったというのに、そのことも思い出せずにいる。
星の光をまとったようにキラキラ光る髪、優しいキスや漂う香り、柔らかな声で誓った永遠の愛……、そんなイメージばかりが心に浮かんでは消えてゆく。でも、その相手のことはどうしても思い出すことができない。ああ……、失われた僕の記憶はどこ? 僕の記憶をもとに戻して。
てなところで、実は本当の恋人ではなかったお金持ちのお嬢様(前からジュリーのことが好きだった)登場。
「あなたは私と将来を誓った仲だったのよ。私のことも忘れてしまったの? でも、私のところに帰ってきてくれたのだから、これから新しい思い出をふたりで作っていけばいいわ」
とかなんとか言っちゃって、意外と献身的に看病するお嬢様。でも、本来の恋人に偶然会ってしまうジュリー。なんだろう? この子にはとても懐かしいものを感じる。色あせてゆく君の手の中の花束、波にさらわれていく砂の上の足跡……、この思い出はなんだ? うう……、頭が、頭が痛い! なにかを思い出しそうなのに思い出せない!!
「私のことを思い出して私と一緒にいるよりも、あのお嬢様とのほうがジュリーは幸せになれるわ。私のことは忘れたままで、幸せになって」
なんちゃって身を引く恋人……。

なーんてね。まー、お約束としては、なにか事件が起こってお嬢様の嘘がばれ、同時にジュリーの記憶も戻って元サヤに、ってハッピーエンドですかね。シリアスものならお嬢様は死んじゃうとか。
当時の少女漫画って、なんであんなに記憶喪失とか精神を病むとかが多かったんでしょうか。お話をドラマチックに盛り上げるためのアイテムとして結構安直にそんなエピソードが出てきたような気がします。

と、誤訳(なのか?)からそんな妄想が膨らむほどこの歌詞は少女漫画チックですが、こんな内容から「昭和の女性像」とか考察は無理。相手の「you」はその少女漫画的キラキラワードを並べるためにとりあえず設定された恋人でしかありませんしね。
まー、東西の別なく、当時の少女たちは、星や花や涙や砂浜とかとかのキラキラしたアイテムに弱く、自分を永遠に愛し続けてくれる王子様との恋に憧れているものだと「思われていた」ということでしょうか。「外国」というものに、女であってももっと自由に生きられる理想の世界を夢見ていた日本の少女だった私にはちょっと残念な話ではありますが、普通に考えれば、「外国」であっても、当時の日本と同じような女の生き方を縛る男たちによる女性幻想があったのでしょうし、もしかしたら日本よりももっと大時代的な男尊女卑な文化もあったのかもしれません。

日本では「中性的」と言われていた容姿のジュリーは、そのために、男側から一方的に押し付けられる女性幻想が含まれる歌を歌っていても、どことなく女の側に寄り添っていてくれるというイメージがあったんじゃないかと思いますが、ヨーロッパではどんなふうに見られていたんでしょうか。
そのへんも当時のヨーロッパでのジュリーを知っている海外ジュリーファンに聞いてみたいところです。


てなところで、今回の曲はおしまいとさせていただきます。今回は予定どおりサクッといきましたね。

ジュリーのソロデビュー曲「君をのせて」から1985年の「灰とダイヤモンド」までを収録したベストアルバム、「A面コレクション」はこちらからどーぞー



で、裏解釈ですが……今回は難しいのよー。


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